GPIF・・・年金受給に影響も!

 マネーポストWEB 1/25(金) 


 【転載開始】 


 ■GPIFの年金運用3か月で14兆円の損失 

 年金受給に影響も 


 あの手この手で減らされた 

年金をどうすれば取り戻せるか――。 

国民は知恵をしぼらなくてはなら 

ないわけだが、政府はその“原資” 

を都合のいい「打ち出の小槌」に 

した挙げ句、その失敗のツケを 

国民に回そうとしている構図がある。 


 2018年末、日経平均株価は 

1年3か月ぶりに2万円を割り込ん 

だが、この急落により年金資産 

に甚大な影響が生じている 

可能性が高い。 

ファンドマネージャーとして20年 

以上の実務経験を持つ資産運用 

評論家で、年金積立金管理運用 

独立行政法人(GPIF)の運用に 

詳しい近藤駿介氏が指摘する。 


 「公的年金を運用するGPIFの 

2018年10~12月期の収益が、 

評価損、実損を合わせて14兆円 

を超える損失となる可能性が高い 

(2月1日に公表予定)。9月末時点 

で年金資産(約165兆円)の半分強 

を占めていた国内株式と海外株式 

の市況が大幅に悪化した。収益率 

はどちらもマイナス10%を大きく 

下回ることから、導き出された損失 

額です。この損失は将来の年金 

受給額に影響を及ぼす」  


 すでに複数のメディアが同様の 

数字の見通しを報じている。 

GPIFはかつては資産の7割近くを 

安定的とされる国内債券で運用 

してきた。 

安倍政権は、アベノミクスの 

「3本の矢」である成長戦略の一環 

として、そのポートフォリオを大きく 

変更した。 


 2014年度に国内外の株式の 

運用比率を24%から50%に引き 

上げたのだ。 

GPIFは国内株式を10兆円規模で

買い増すことになり、株価を 

押し上げる影響力の大きさから 

「クジラ」と称された。 


 ■「運用で損したら年金を減らす」  


 一方で、年金資産が株式市場 

の変動の影響を受けやすい 

資産構成となり、その結果、株価 

が急落した2015年7~9月期には 

7.9兆円の損失を記録している。 

今回の損失額はその2倍近くに 

上るとみられているのだ。  


 かつてGPIFの運用失敗を国会で

追及された安倍晋三・首相は 

「想定の利益が出ないなら当然 

支払いに影響する。給付に耐える

状況にない場合は、給付で調整

するしかない」

 (2016年2月15日、衆院予算委)

と発言しており、運用次第で将来的

に年金カットがあり得ると認識しな

がら、高いリスクを取っているのだ。 


 GPIFが預かるのは国民の年金 

保険料である。 

それを使って大量の株を買い、うまくいって

いる時は 「アベノミクスで株価が上がった」

という宣伝材料にし、うまくいかなくなると、

国民が受給減を押し付けられる。 

これから、さらなる問題が待ち受けている。  


 「2035年からはGPIFの『資産取り 崩し』

が始まる予定です。年金支給 のために、

GPIFが継続的に株を売っていく状況になる。

それによって株価が下がり、GPIFの持って

いる資産も目減りするという悪循環に陥る

リスクがあるのです。もちろん、受給減に

直結する問題です」 (前出・近藤氏)  


 第一次安倍政権時代に噴出した 

「消えた年金」問題は根本的解決には

至っていない。 

そうしたなかで、さらなる「消える年金」 

が生まれようとしている。  


 安倍首相は2014年10月30日の予算委員会

で、「安倍政権ができてから約1年9か月の 

(年金資産)運用収益は約プラス25.2 兆円

でありまして、これは大きく改善している

わけであります。(中略)年金財政の安定化

に大いに私は貢献をしていると思います」と

胸を張って答弁していたが、

「3か月で14兆円の損失」 が公になった時、

なんとコメントするつもりなのだろう。 


 【転載終了】 

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 損益のボーダーラインは18000円 だ

そうです。 


 必死に買い支えるためにドツボに嵌まって

しまったということでしょうね。  


 GPIFだけではなく、日銀も保有株を 

放出しなければなりませんが、売り気配を

見せただけで市場は売り一色になり、大暴落

は必至ですね。  


 今更ながら、「アベノミクス」のために、 

バカなことをやったものだと思います。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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