実質賃金マイナスで倒産急増の恐れ・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


■アベノミクス空吹かし・・・ 

 実質賃金マイナスで倒産急増の恐れ 

 公開日:2019/02/13  


 企業の倒産件数が上昇傾向を 

見せ始めている。 

東京商工リサーチによると、 

今年1月は前年同月比でプラス 

4.9%の666件に達した 

(負債額1000万円以上の倒産)。 


 昨年(年間)の倒産件数は前年比 

2.0%減と落ち着いていただけに、 

今年に入った途端の変調は不気味 だ。  


 「実質賃金を無理やり上昇させた

“アベノミクス偽装”に批判が集中して

いますが、企業倒産の増加を見ても

アベノミクスが偽りだったと分かります」

(市場関係者)  


 倒産が増えているのは飲食業、 

小売業、卸売業など消費者に近い 

業種だ。 

その傾向は昨年半ばから顕著に 

なってきたという。 


 「消費低迷が背景にあります。なぜ 

消費は上向かないのか。それは実質 

賃金が上昇していないからでしょう。 

庶民はムダな出費を抑え、生活防衛 

に必死です。その流れで消費者に 

近い産業の業績が悪化し、倒産に 

追い込まれています」 

(東京商工リサーチ情報本部長の 

友田信男氏) 


 安倍首相は 

「アベノミクスを進化させる」と胸を張り、 

アクセルを踏み続けるつもりらしいが、 

野党が算出した2018年1~11月の 

同一事業所の実質賃金はマイナス0.5%

程度。 

一部の大企業が潤うだけで、 

庶民生活はまるで豊かになっていない。 


 GDP(国内総生産)の6割を占める 

消費が回復しなければ、

 “アベノミクス空吹かし”だ。 


 「地方の倒産件数が拡大しています。 

これは倒産が増え続けるパターンなの 

です。潮目が変化したと感じています」 

(友田信男氏) 


 1月度は九州が前年同月比で34.7% 

増、四国20.0%増、北陸11.7%増 

と2ケタ増を記録した。  


 しかも、先月は7カ月ぶりに上場企業の

倒産もあった。 

山形県に本社を置くパン・ラスク製造の 

シベール(ジャスダック)だ。 

負債額は19億5900万円。 

「消費関連」と「地方」が重なる不気味な 

倒産劇となった。  


 10月には消費増税が控える。 

財布のヒモは一段と固くなるだろうし、 

飲食業や小売店の経営は苦しさを増す。 

倒産急増は避けられそうにない。 


 【転載終了】 

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 そろそろ、「アホノミクス」だと気付く 

べきです。

 

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