平均賃金“水増し”新疑惑「日雇い労働者」調査対象から排除!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


■平均賃金“水増し”新疑惑「日雇い労働者」

 調査対象から排除 公開日:2019/02/13 


 「アベノミクス偽装」と大炎上の 

毎月勤労統計不正。

一番の問題は、厚労省が都の大規模

事業所を不正 に抽出調査し、昨年1月

から「データ 復元」を始めたことで

毎勤の平均 賃金が不自然に上昇した

ことだった。 

「賃金水増し」との批判が渦巻くが、

厚労省は「データ復元」とは別の 

「水増し」工作もやっていた。 


 12日の衆院予算委で、立憲民主党

小川淳也議員は賃金上振れの原因に

ついて、 

「昨年1月から『日雇い労働者』を

調査対象から外したからでは ないか」

と追及した。 


 根本厚労相はいつもの「長々答弁」 

でゴマカシに終始。 

日雇い労働者を外した理由について 

「事業所や企業を対象とする統計と、 

世帯や個人を対象とする統計の定義 

がバラバラだったから整合性を取った」 

と説明したものの、上振れの原因だった 

か否かについては明言しなかった。 

フツーに考えれば、低賃金の日雇い 

労働者を調査から外せば、 

平均賃金が高く出るのが当たり前だろう。 


 ■「実質賃金」伸び率は0.5ポイントの 

 カサ上げ効果  


 この点は過去、総務省統計委員会の 

部会でも問題視されていた。 

16年11月24日の 

「サービス統計・企業統計部会」議事録 

によると、民間委員から〈急に定義の 

変更で(数値の増減が)起きたのか、 

それとも実体経済の影響で起きたのか 

が分からない〉〈少なくとも(定義変更後

 の)違いがユーザーに分かるようにして 

おかないと、それは統計としての役割が 

半減する〉といった声が上がっていたのだ。  


 実際に、「日雇い外し」で昨年の平均 

賃金はいくら“水増し”されたのか。 

政府公表の平均賃金は月額32万3669円 

で、実質だと対前年比プラス0・2%。 

一方、小川議員の独自試算だと、「日雇い」 

を含めた場合、月額32万2100円。 

実質は前年比マイナス0・3%だ。 

単純計算で0・5ポイントのカサ上げ効果が 

あったわけだ。 

やっぱり、昨年の平均賃金は偽装されて 

いたんじゃないのか。 

根本大臣は「(日雇いを外しても)1%程度 

の変動しかないから試算していない」と 

スットボケたのだからフザケている。 


 「統計委の民間委員からは再三、日雇い 

を含めた数値についても『公表した方が いい』

といった意見が出ています。そのたび に厚労省

側は『分かりました』『検討します』 などと

答えている。この期に及んで公表できないとは

言語道断。私の試算が正しいか 否かは分かりま

せんが、少なくとも日雇い労働者を外した数値

が経済の実態を示したものとは思えません」

(小川淳也議員) 


  あらゆる手段でアベノミクスを偽装してきた 

というわけだ。 


 【転載終了】 

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 安倍首相が、あらゆる数字がよくなって 

いると答弁していますが、惚けて言って 

いるというより、まったく数字を知らない 

のではないかと思われますよね。 


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