これも統計マジック?18年“本当の倒産”前年比11%増の衝撃!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■これも統計マジック?18年
“本当の倒産”前年比11%増の衝撃
公開日:2019/02/28
まさか、こんなにヒドイとは・・・。
市場関係者に動揺が広がっている。
昨年(1~12月)の“本当の倒産件数”
が、2008年のリーマン・ショック直後
の水準に達していたというのだ。
倒産件数をカウントする際、
一般的には「負債額1000万円以上」
を対象とする。
小規模な個人経営(個人事業主)を
除くためだ。
だが、それでは倒産の全体像がつかみ
にくい。
そこで東京商工リサーチは “小規模倒産”
といえる
「2018年の負債1000万円未満倒産」
調査に乗り出した。
結果は521件で、前年比6・5%増 だった。
東京商工リサーチ情報本部長の
友田信男氏がこう言う。
「負債1000万円以上の倒産は前年比
2・0%減と、10年連続で前年を下回って
います。ところが、負債1000万円未満
に限ると増加でした。零細企業の倒産が
ジワリと広がっているのです」
世の中から会社が消えていく・・・
その理由は倒産とは限らない。
休廃業や解散なども含まれる。
東京商工リサーチによると、 18年の
「休廃業・解散」件数は 4万6724件。
これに負債額を区別しない「全倒産」を
プラスすると、実に5万5480件に上る。
何と前年比11・3%増だ。
「毎月勤労統計をはじめ統計偽装が
問題になっていますが、倒産件数も統計
の取り方によって、随分と変化するもの
だと驚きました。零細企業の経営悪化は、
今後、中小・中堅へと広がっていくでしょう」
(IMSアセットマネジメント代表・清水秀和氏)
もうひとつ、懸念がある。現在は小売り
やサービス業など消費に近い産業の倒産が
増加傾向だが、別の業種に広がりそうだ
というのだ。
「大手メーカーの業績の下方修正が相次い
でいます。そのシワ寄せは下請け業者の中小・
零細企業に必ずきます。 この先は製造業の
業績不振が目立って くるかもしれません」
(友田信男氏)
ニュースになりやすい
「負債額1000万円以上の倒産」が増加
に転じる日は着実に近づいている。
【転載終了】
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「アベノイクス」の失敗を隠すため、
不都合な数字を統計手法や調査方法など
を変更し隠してしまうので、企業の対応
が遅れてしまうこともあり得ます。
日本を取り巻く環境が思った以上に
悪化していることを国民は知りません。
だから、安倍政権支持などと、
のんきな 国民が4割も出るのでしょうね。
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