“安倍1強”に早くも暗雲 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■“安倍1強”に早くも暗雲
参院選の「前哨戦」で自民敗北危機
公開日:2019/03/22
参院選と統一地方選が重なる
12年に1度の「亥年選挙」が
スタート。
前半戦の北海道や福岡など
11道府県の知事選が21日、
告示(4月7日投開票)された。
結果が夏の参院選に直結するのは
必至だが、すでに“安倍1強”に
暗雲が垂れ込め始めている。
最注目は北海道知事選だ。
11知事選の中で唯一の
「与野党全面対決」の構図だからだ。
絶対に落とせない安倍自民は、
自公推薦の鈴木直道・前夕張市長が
第一声で首相自身のメッセージ を
掲げ、甘利選対委員長を街頭に立た
せる力の入れようだ。
現地メディアの調査でも鈴木氏は
野党候補の石川知裕・元衆院議員を
上回っているのだが、鈴木陣営も
決して盤石ではない。
「もともと、地元議員や市町村長会、
経済界は、国交省北海道局長の和泉晶裕氏
を擁立する意向だった。 鈴木氏については
『迫力不足』 『知事の器ではない』と
いった評価が大半を占めていたが、いつの間
にか鈴木氏擁立が固まってしまった。 鈴木氏
は、同じ法大出身の菅官房長官 の大のお気に
入り。地元では『また 官邸のご意向か』と
みられている。『絶対に鈴木氏のビラは配ら
ない』 と憤る関係者もいる。陣営はまとまり
切れていない」(道政関係者)
■鈴木氏は政策論語らず“争点隠し”
現地で取材するジャーナリストの横田一氏は
「『脱原発』を含め、政策論を前面に出す
石川氏に対し、鈴木氏は具体的な政策論は
ほとんどしない。典型的な“争点隠し”で、
有権者に見透かされれば、石川氏に追いつか
れる 可能性は十分にあり得ます」とみる。
参院選の前哨戦で、安倍自民が敗北を喫する
可能性が高まっているのだ。
その予兆は既に表れていた。
17日投開票された東京・台東 区議選
(定数32、立候補41) では、自民が
14人擁立したが、 現職を含める5人が
落選。
議席を1つ減らしている。
「注目が集まりにくい区議選では、
無党派層が動かず、古くからの
支持層の投票で勝敗が決まりがち」
(選挙プランナー)という。
つまり、自民支持層からも 「自民NO」の声が
上がり始めているということだ。
「与野党対決」以上に安倍官邸を焦らせ
ているのが、福岡県と大阪府の両知事選だ。
福岡は、 麻生財務相が安倍首相に直談判し、
強引に党本部推薦を取り付けた 新人と、
二階幹事長が推す現職 の“遺恨試合”状態。
大阪は維新 の松井前知事と吉村前市長の
入れ 替え「ダブル選挙」である。安倍首相
にとって必要不可欠な 「改憲勢力」の維新
と対決するのは、他でもない自民党府連だ。
福岡、大阪ともにどちらが勝って も、
シコリが残るのは間違いない。
「維新と近い菅長官は頭を抱えているで
しょう。いずれにせよ、 大阪のダブル選は、
維新がメディア の注目を集め党勢拡大を
狙った ものとみられますし、福岡県知事選
は自民党内の“内輪もめ”です。 結果的に
有権者は『二の次』に なっています」
(横田一氏)
統一地方選が安倍自民「瓦解」の 始まり
になるのだ。
【転載終了】
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少しでも、暴政のスピードが弱まれば
いいのですがね。
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