脅せば脅すほど自らが「張り子の虎」だということを知られてしまう米国!
桜井ジャーナル
【転載開始】
■脅せば脅すほど自らが「張り子の虎」だと
いうことを知られてしまう米国
ドナルド・トランプ米大統領は
3月27日、ロシアがベネズエラ
から引き揚げなければ、
あらゆる手段を使って追い出すと
クレムリンを脅した。
同じ日にマイク・ペンス副大統領
は選挙で選ばれた
ニコラス・マドゥロ大統領を独裁者
と呼び、出て行けと恫喝した。
ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官
もロシアに対し、出て行けと叫んで
いる。
脅して邪魔者を排除するという
手法はリビア、シリア、ウクライナ
でも使っていた。
いずれも仕掛けたのは
バラク・オバマ政権で、2011年春
に始めたリビアとシリア、
そして14年2月のウクライナで行った
体制転覆作戦を同じ手口だ。
このうちリビアでは
ムアンマル・アル・カダフィ政権を
倒し、カダフィ本人を惨殺した。
ウクライナでは
ビクトル・ヤヌコビッチ大統領を
追い出し、ネオ・ナチが支配する
体制を作り上げている。
しかし、シリアでは政府軍が
強かったこと、
バシャール・アル・アサド大統領夫妻
がアメリカなどの脅しに屈せず、
逃げ出さなかったこと、
前のケースの反省からロシアが
NATO/アメリカの直接的な軍事介入
を阻止、2015年9月からはシリア政府
の要請で軍事介入したことなどの結果、
アサド体制の転覆には失敗した。
本ブログでは繰り返し書いてきたが、
アメリカのリチャード・ニクソンは
アメリカが何をしでかすかわからない
国だと思わせることで世界を自分たち
が望む方向へ導けると考え、
イスラエルのモシェ・ダヤンは
イスラエルを狂犬のように振る舞う国
にすべきだと語った。
「触らぬ神に祟りなし」と思わせる
べきだということだが、
これはネオコンの手口でもある。
彼らは脅せば屈すると信じている。
確かにこれまでは恫喝に大半の国、
あるいは人びとは屈したのだが、
シリアは屈しなかった。
イランも屈しない。
イラク国防省はアメリカ大統領の
居座り発言に反発、
同省の広報担当官を務めている
タシーン・アル-カファジ少将は、
他国を侵略するためにイラクの
領土を使わせないと発言している。
アメリカ軍の動きに対する不快感
を表明したと言えるだろう。
ジョージア軍との戦闘、
クリミアでの手際、そしてシリア
での戦闘でロシア軍はその強さを
世界に示した。
同程度の規模の部隊が通常兵器で
衝突した場合、
アメリカ軍はロシア軍に勝てない
ことが明確になってしまった。
おそらく、朝鮮がロシア、中国、
韓国で進めているプランに乗った
理由もそこにある。
ロシアは3月23日、99名の兵員
を乗せ、35トンの物資を積んだ
An-124とIl-62の2機がカラカス空港
へ到着した。
トランプ、ペンス、ボルトンらの
発言はこれを意識したものだが、
ロシア政府は必要なだけ留まると
している。
かつてコンドリーサ・ライス
元国務長官はFOXニュースの
インタビューの中で、
控えめで穏やかに話すアメリカの
言うことを聞く人はいないと
語ったが、それは事実。
アメリカを信頼ししたり、
まして尊敬して従っている人は
少ないだろう。
大半の人は怖いから従っている
だけだが、その怖さが消え
かかっている。
「張り子の虎」だと考える人が
増えている。
アメリカを中心とする支配システム
が崩れるのは時間の問題のように
見える。
【転載終了】
*********************
同盟国であるイギリスは、欧州の
離れ小島となるだろうといわれており。
下手をすると、日本もアジアの離れ
小島と言われかねませんね。
現在、武器ではロシアが優位に立って
いるようで、米国の武器が売れなくなると、
米国はさらに財政が圧迫されることになり
そうです。
以前、ロシアのミグ29の離陸シーンを
配信したことがありますが、これを見れば
米空軍のパイロットは青ざめるのではない
でしょうか。
普通なら、失速して墜落します。
しかも、旧式のミグですから。
パイロットのテクニックもあるのでしょう
が、米パイロットにすれば、こんな戦闘機
とドックファイトはしたくないでしょう。
0コメント