首相が国交相に要望 極めて異例・・・

 田中龍作ジャーナル 


 【転載開始】


 ■「安倍‐麻生道路の早期実現を図ること」 

 首相が国交相に要望 極めて異例 

 2019年4月8日 


 任命権者たる内閣総理大臣が 

配下の国土交通大臣に要望書を 

出す。 

奇妙キテレツな事態が起きていた。 

2016年(平成28年)3月、 

安倍首相は連名で石井啓一・ 

国土交通相に 

「下関‐北九州道路の早期実現を図る」 

要望書を提出したのだ。


 受け取った石井国交大臣は驚き、

 「これは実現させなければならない」 

とプレッシャーを感じたことだろう。 


 今日あった、対政府 

(国交省、財務省など)ヒアリングの

席上、野党議員から質問が相次いだ。  


 「総理が国交大臣に(事業の実現を) 

要望するなんてことがあるのか? 

 そんなの聞いたことがない」  


 返答に窮した国土交通省は 

「(質問を)持ち帰って調べます」と 

かわした。 

極めて異例、あるいはそのような例は 

ないということだ。 


 加計疑惑で福島瑞穂議員に追及された 

安倍首相は、こう答弁している―  


 「私や家内がバックにいれば役所が 

何でも言うこと聞くんだったら、長門市 

と私の地元、予算全部通っていますよ」。 

(2017年3月13日、参院予算委員会)  


 息を吐くようにウソをつく安倍首相 

らしい答弁だった。 

実際、予算はついたのだから。 


 「安倍‐麻生道路」は必要性が極めて 

疑わしい。

北九州市は企業の撤退などで衰退が

著しい。

海峡を横断する大規模 な道路

(橋あるいはトンネル)を新たに建設

しても需要があるのか?  


 九州出身の原口一博議員が予想通行量 

を尋ねたが、国土交通省は答えられな 

かった。  


 実際、福田政権時に浮上した6件の 

海峡横断プロジェクト (豊予、天草島原、

紀淡海峡、伊勢湾口、東京湾口、下関北九州)

は、福田首相が 

「今の段階でそこまでして・・・」として

立ち消えとなった。 


 ところが安倍政権になると、 

安倍首相と麻生財務大臣の地元を結ぶ 

第2関門橋(トンネル)だけが、 再浮上し、

国家直轄事業となった。  


 必要のない事業でも最高権力者のためで

あれば、霞が関は動く。 

この間、国家を揺さぶってきた 

森友、加計、統計偽装と同じ構図で ある。 


 【転載終了】 

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 福田元首相と安倍首相は対象的ですが、 

現職のおごりなのか? 

単純に何をやってもいいと思ってるのか? 


 よくわかりませんね。

 

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