渋沢栄一に猛反発?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■渋沢栄一に猛反発 安倍政権
「新紙幣」で日韓対立の火に油
公開日:2019/04/11
「新元号の下での新しい日本銀行券
(紙幣)にふさわしい人物と考えて
いる」――。
麻生財務相は9日、新紙幣のデザイン
発表会見で、肖像画に採用された人物
をこう評した。
新元号発表との“相乗効果”によって
政権浮揚につなげたい思惑が透ける
が、対立激化の日韓関係にとっては
最悪のタイミングだ。
◇ ◇ ◇
日韓関係は今、「史上最悪」と
いわれている。
昨年末からレーダー照射問題や
徴用工問題などがくすぶり、
10日はソウル市内の日本大使館
の建設許可が取り消された。
両国のミゾは日増しに深まる
ばかりで、自民党内からは 「国交断絶」
の強硬論が噴出している。
さらに「最悪」の関係をこじら
せたのが、新紙幣のデザインだ。
韓国が、1万円札の肖像に
「日本の資本主義の父」といわれる
渋沢栄一(1840~1931年)
が採用されたことに反発しているのだ。
渋沢はみずほ銀行の前身のひとつ
「第一国立銀行」を設立するなど、
明治を代表する実業家として知られる。
ところが、韓国国内では、
日本の植民地時代を象徴する“特別な存在”
なのだ。
実際、9日付の朝鮮日報(日本語版)
は渋沢について、
<日本で設立した第一国立銀行を
韓半島に進出させ、日本による
利権収奪を主導した>
<植民地時代の経済収奪の主役> と
断じている。
渋沢が日韓併合(1910年)直前 の
02年から、大韓帝国(当時)内で、
自身の肖像が印刷された
「第一銀行券」を発行していたからだ。
「日韓関係が最悪といわれる状況
において、安倍政権が、紙幣発行の
5年前という異例のタイミングで
発表したのは大失敗です。新元号
の発表に続いて“お祭りムード”を
盛り上げようとしたのでしょうが、
日韓の歴史問題の火に油を注いだも
同然ですから。国内で評価が分か
れる人物は肖像画に採用しないと
いう不文律はあっても、海外への
配慮が欠けていると国際問題に
なるのです」
(元外交官の天木直人氏)
新紙幣を巡る問題は、渋沢だけ
じゃない。
5000円札の津田梅子
(1864~1929年)につい
ても韓国から反発を受けそうだ。
1883年、少女時代のホーム
ステイ先だった米国のホストマザー
に宛てて書いた手紙には、
朝鮮訪問から帰国した父・仙から
聞いた<興味深くおもしろい話>
として、当時の朝鮮について次の
ように記している。
<いくつかの点では、動物の方が
このような汚い朝鮮人よりましだと
思いますし、あるところには本当に
野蛮な人びとがいるのです>
<ある意味で、世界で最悪の国の
ように思われます>
現代とは時代背景が異なるとは
いえ、ネトウヨに匹敵する“嫌韓ヘイト”
と受け取られかねない。
新紙幣の発行は、森友問題の渦中
に安倍夫妻に忖度して公文書を改ざん
した財務省理財局が担っている。
超が付くエリートなら、
渋沢や梅子を選定した後の韓国の
反応を想像すべきだろう。
まさか対韓強硬派の安倍政権に再び
忖度した“確信犯”なのか。
【転載終了】
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ちょっと気になるのは、日韓関係
が今までのような落としどころが
ない強硬な韓国の姿勢です。
米韓関係が影響しているのかも
知れませんね?
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