公明党の凋落鮮明・・・現職議員が次々落選で党内に戦慄!
Business Journal
【転載開始】
■公明党の凋落鮮明、
支持母体・創価学会からも反発・・・
現職議員が次々落選で党内に戦慄
2019.04.16
「安倍・麻生道路」と揶揄される
山口県下関市と福岡県北九州市を
結ぶ道路建設をめぐり、
塚田一郎国交副大臣が「忖度」発言
で4月5日、辞表を提出したが、
そのわずか3日後の8日、
国交省は衆院国交委員会理事懇談会に、
塚田氏と自民党の吉田博美参院幹事長
らが面会した際のメモを記したメール
を公開した。
そこには、
「総理、副総理というと国交省もやり
にくいだろう」という吉田氏の発言が
あり、塚田氏が撤回した「忖度」を
疑わせる内容だったのだが、
政権にとってマイナスの情報にも
かかわらずメールを素早く公表した
国交省の対応は、当然とはいえ、
不可解でもあった。
背景にあるのは、公明党の焦りだ。
「石井啓一国交相は公明党の衆院議員。
『忖度』はあくまで自民党の問題であり、
公明党は厳正な態度で臨んでいるという
ことを創価学会員ら支持者に見せる狙い
があったの だろう」(自民党関係者)
塚田氏に続き、「復興より議員」
と発言した桜田義孝五輪担当相が
10日に事実上の更迭となった際も、
公明党は厳しい態度を見せた。
翌11日の党中央幹事会の場で
山口那津男代表が、
「8日の政府与党連絡会議で『気持ちを
引き締めて』と言った矢先に、このよう
な発言が出るとはどういうことか。怒り
を禁じ得ない」と発言。
温和な山口氏にしては珍しく強い口調
だった。
メディアが取材していて、ニュースに
なることを意識した上での自民党批判
なのは明らかで、これも支持者向け
アピールとみられる。
公明党がそこまでの危機意識を持つ
のは、右肩下がりの党勢に歯止めが
かからないからだ。
7日投票の統一地方選前半戦で大阪
府知事、市長とも大阪維新の会が勝利
したが、任期満了半年前のダブル選と
なったのは、府議会と市議会で緩やか
に連携してきた維新と公明が「都構想」
実現のための住民投票の実施時期を
めぐり決裂したことにある。
公明党の大阪府本部は自民党が擁立
した対立候補を推薦。
維新に対して拳を振り上げたわけだが、
結局惨敗に終わった。
「告示前に一瞬、市長選では自公推薦
の候補が勝てる可能性もありそうでしたが、
その後はどんどん差が広がり、勝ち目は
なくなった。もっとも、それ以前に公明党
は早々に首長選に注力することをやめた
ように見えました。自治体議員選挙で苦戦
していて、府知事選・市長選どころでは
なかったのです」(大阪のメディア関係者)
実際、公明党は統一選前半戦、大阪市議選
(東成区選挙区)と京都市議選(下京区選挙区)
で2人の現職が落選した。
確実に勝てる人数を立てて、
全員当選させる常勝政党で落選者が出るのは
異例だ。
「府知事選と市長選が話題になるなか、
『首長選はいいから、府議選や市議選の
支援に入ってくれ』と地元選出以外の
国会議員にも応援要請がありました」
(公明党関係者)
■「与党内野党」戦略
統一選は21日投票の後半戦がまだある。
衆院大阪12区の補欠選挙も投開票日だが、
今回も公明党は区市町村議員選挙に必死で、
補選どころではないだろう。
公明党は2017年10月の総選挙で、
全国の比例票が初めて700万票を割り
込み、党内に戦慄が走った。
以降、党勢は下り坂だ。
18年9月の沖縄県知事選で、
公明党は自民党が擁立した佐喜真淳・
前宜野湾市長を推薦、米軍辺野古新基地
建設に反対する野党統一候補の
玉城デニー氏に敗れたが、佐喜真推薦は
「『米軍基地のない沖縄』を基本理念と
してきた創価学会の教えに反する」と
支持者から反発が起きたことも尾を引い
ている。
「今年は夏に参院選がある。これ以上、
票が減るのを阻止するためには、今は
安倍自民党に距離を置いたほうがいい」
(前出・公明党関係者)
当面、公明党の「与党内野党」戦略が
続きそうだ。
(文=編集部)
【転載終了】
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公明党も、沖縄の基地問題の対応もあり、
学会員が山口体制に不信感を持ってきたの
かもしれませんね。
いよいよ安倍首相も四面楚歌になりつつ
あるのでしょうかね。
携帯料金値下げでも、思惑違いのようで、
ネットでもそんなに安くなんかなっていない
と批判が出ています。
これで、端末が20万円なんてことに
なったら、さらに批判が高まりそうですね。
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