後藤田正晴の危惧が現実に ・・・
令和でも止まらない 日本の劣
【転載開始】
■後藤田正晴の危惧が現実に
外交とはゴマスリではない
公開日:2019/06/02
「おい君、もしアメリカが日本か
中国の、どちらかを選ばなければ
ならなくなった時、どちらを選ぶと
思う?」
もう、十数年前、まだ健在だった
後藤田正晴から、いきなりこんな
質問を受けたことがある。
「同盟関係もあるから日本じゃない
ですか」と答えると、後藤田はこう
言った。
「そうとも限らんぞ。アメリカから
見たら中国は13億のマーケット。
日本はその10分の1に過ぎない。
国家がぎりぎりの選択を迫られた時、
何を基準に判断するか。自国の利益、
国益だ。外交とはそういう冷徹な
論理で動くもの。日本もそのことを
しっかり肝に銘じて外交をやらない
と」
後藤田の危惧したことが今、
現実の脅威となりつつある。
来日したアメリカ・トランプ大統領に
対する安倍総理の、過剰接待、
というか「ゴマすり」ぶりは、
見ているほうが恥ずかしくなるほど。
「日米は世界で最も緊密な関係」
(安倍総理)というより、
「日本は世界で最も忠実な米国の僕」
であることをそれこそ世界にさらけ
出したようなもの。
まるで宗主国の君主をお迎えする属国
の領主だ。
もっとも、振り返れば戦後の日本 には、
真の意味での「外交」など なかったとも
いえる。
中には田中角栄のように、 アメリカを
出し抜く形で日中国交正常化 を実現した
政治家もいるが、これなどは 例外。
東西冷戦構造の下、ひたすらアメリカに
追随していれば事足りたわけだ。
だが、その冷戦が終結した以降も日本の
外交は以前のまま。
と思っていたら、ふと気づけば、むしろ
以前よりも急速に劣化しているのが日本
外交ではないか。
もちろん、前民主党政権の3年間も
ひどかったが、では今の安倍政権の
6年間の外交はどうか。
一見、華々しい外交を展開しているように
見えるが、では実績は? と考えると、
ほとんどなにもない。
どころか、「功」を焦るあまり、 日本の国益
を将来にわたって毀損する恐れ すら感じる。
北方領土問題では、2島返還での手打ちを
模索しているかにみえるが、それは逆に
いうと残りの2島の放棄でもある。
国家が守るべきは国民の生命、財産と領土
なのに。
「ドナルド」「ウラジーミル」とトランプ
やプーチンをファーストネームで連呼する
安倍総理の外交姿勢を見ていると、
「トップと仲良くすればうまくいく」といった
「甘え」の発想が目につく。
が、後藤田の言葉にもあるように、
外交は国益を巡る「血の流れない戦争」だ。
安倍政権が続く限り、外交の劣化は止まら
ない。
【転載終了】
************************
>来日したアメリカ・トランプ大統領
に対する安倍総理の、過剰接待、とい
うか「ゴマすり」ぶりは、見ている
ほうが恥ずかしくなるほど。
「日米は世界で最も緊密な関係」(安倍
総理)というより、「日本は世界で最も
忠実な米国の僕」であることをそれこそ
世界にさらけ出したようなもの。
まるで 宗主国の君主をお迎えする属国の領主だ。
↑
このために、安倍晋三氏が二度目の
総理に指名されたんです。
米国CSISのマイケル・グリーン
日本担当部長が、
「日本の首相はバカにしかやらせない」
と言い放ったのはこのためでしょう。
0コメント