金融庁「資金形成報告書」ネガ文言削除で年金破綻ひた隠し!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■金融庁「資金形成報告書」
ネガ文言削除で年金破綻ひた隠し
公開日:2019/06/06
国民から不都合な真実を
隠したつもりか――。
金融庁が3日に公表した老後
の資産形成に関する報告書
「高齢社会における資産形成
・管理」。
先月22日に指針案が明らか
になると、ネット上で
<自助に期待するなら年金徴収
するな>――と大炎上した
シロモノだが、問題はそれだけ
じゃない。
ナント、報告書(新)と 指針案(旧)
を見比べると、
年金に関する記述が大きく
異なっているのだ。
少なくとも4カ所でネガティブ
な文言が削られている。
①<公的年金の水準が当面低下
することが見込まれていること
や退職金給付額の減少により> (旧)
→
<公的年金とともに老後生活を
支えてきた退職金給付額は近年
減少してきている>(新)
②<公的年金だけでは望む生活
水準に届かないリスク>(旧)
→
<公的年金の受給に加えた生活
水準を上げるための行動>(新)
③<年金の給付水準が今までと
同等のものであると期待する
ことは難しい>(旧)
→
<年金制度の持続可能性を担保
するためにマクロ経済スライド
による給付水準の調整が進めら
れることとなっている>(新)
④<公的年金の水準が、中調
(原文ママ)的に低下していく
見込み>(旧)
→
<公的年金の水準が、今後調整
されていく見込み>(新)
文言を変えた理由について、
金融庁は
「審議会で個人の資産管理や金融
サービスのあり方を主に話し合って
きたので、公的年金を正面から
議論してきたわけではないから」と
回答。
要するに、国民の関心を年金の
先細りという話ではなく、資産運用
に向けるように“細工”したという
ワケだ。
年金や退職金だけでは老後を暮ら
せないという理由で国民に「自助」
を求めておきながら、年金が“目減り”
している現実をヒタ隠しにしよう
なんて虫がよすぎる。
「『年金がアテにならなくなる』
と言ったのは、どこの誰だと言い
たくなりますね。金融庁の調べに
よると、昨年3月時点で投資信託
の顧客の約46%が損をしています。
つまり、投資で損した人がどれだけ
いるか分かっているのに、民間の
金融機関を指導する立場の『親方』
が投資による資産形成を呼びかけて
いるのです。こんなおかしな話は
ありません」
(経済ジャーナリストの荻原博子氏)
年金はいずれ破綻する――。
政府が隠そうとすればするほど、
ごまかしたいホンネが浮かび
上がってくる。
【転載終了】
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官僚の得意な言葉遊びですが、後が
なくなってきたのでしょう。
特別会計(特会)に目を向けると、
年金の原資の補填はできるんですけ
どね。
国民のほとんどが特会の存在を知ら
ないのではないでしょうか。
特会は、一般会計の4倍(400兆円)
の予算ともいわれ、使途がハッキリして
いないとのこと。
一説によると、米国への思いやり予算
とお役人の天下り先への横流しとか?
ここに旧民主党政権が手を突っ込もう
としたが、民主党8人衆が丸め込まれて、
小沢氏を党外に追いやり、政権を潰した
ということですね。
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