147機体制で総額6.2兆円超最大ネックは運用・維持コスト!

 最新鋭機F35Aはなぜ墜落したのか 


 【転載開始】


 ■147機体制で総額6.2兆円超 

 最大ネックは運用・維持コスト 

 公開日:2019/06/19  


 フランスで開催中の 

「パリ・エアショー2019」 

(23日まで)は世界最大級の 

トレードショーで、各国から 

集まった軍民の新鋭機の商談が 

行われている。 

F35戦闘機に関しては、 

量産体制の順調ぶりの一方、 

ショー直前に11カ所のさまざま 

な不具合や欠陥が報道された。 

製造元のロッキード・マーチン社 

はいずれも解決済みか、 

そのメドがついているとしている。 


 どの時代の新鋭機でも運用初期 

には不具合が頻発するものだ。 

しかし、F35については、 

ステルス機特有の根源的な問題が 

横たわっている。  


 ステルス機がレーダーに映り 

にくい理由は大きく2つ。 

スパコンで精密設計された外形で 

電波を反射しにくいこと。 

電波を吸収する素材やコーティング 

塗料を用いていることだ。 

ステルス塗料の耐久性と運用コスト 

が実戦運用の最大のネックとなって 

いる。 

F35の飛行1時間あたりの経費は 

メーカー試算で378万円。 

同じ単発エンジン機のF16戦闘機 

の3倍以上に上る。 

その大きな理由は、燃費ではなく 

ステルス・コーティングの維持経費 

である。  


 「特殊原料を分厚く塗るため、超音速 

飛行や作戦内容によって塗料が剥げ落ち 

る。コーティング材は有毒物質なので 

修復には専用施設が必要だし、そもそも 

機体の保管は温度・湿度の整ったシェル 

ターが求められる繊細さ」 

(航空エンジニア) 


 今後の量産化によってF35の機体 

価格は下がるかもしれないが、老朽化 

による維持経費の増大は確実だ。 

自衛隊は将来的に147機体制を敷く 

計画だが、そのうち42機を占める 

F35Bは大型護衛艦を有事プラット 

ホームとして運用するため、F35A 

よりもさらに維持経費がカサむとみら 

れる。  


 「F35の格闘戦性能は格段に優れ、 

世界最強といわれるF22ステルス機 

と肩を並べるという」 

(元空自戦闘機パイロット) 


 墜落事故で死亡した細見彰里3等空佐 

が十数年間搭乗し続けたF4ファントム 

は2人乗り。 

ベトナム戦争で多用され操縦にコツの 

要る戦闘機だった。 

後継機となったF35はF4とは比べ 

ようもない革新機ではあるが、 

これまで指摘してきたように多くの 

問題を抱えている。 


 日本の防衛費は5年連続で過去最高 

を更新。 

F35の機体購入と維持費の総額は 

6.2兆円超とも言われる。 

米軍関係者いわく「ばかげた経費」を 

要する戦闘機を保有することの妥当性 

は、もっと問われていい。  


 高度約9600メートルで急降下を 

開始した細見3佐は、35秒後に迫り 

来る人生の終焉を果たして予見して 

いたのだろうか。 

音速で海に散ったひとりのベテラン 

戦闘機乗りが映じた現実に、 

私たちはことさら目を向ける必要がある。

 (おわり) 


 【転載終了】 

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 戦闘能力から言えば、F-22のが 

高いかも? 


 なぜ、F-35Bかといえば、「ひゅうが」 

「いずも」のヘリ空母から戦闘機搭載の 

機動型空母化ですかね。 


 どこへ戦争に行くのでしょうか? 


 空母というのは、機動型の艦隊ですが、 

日本の役割は米艦隊(多分、第七艦隊)を 

守ることだと思います。 


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