反乱なのか 安倍首相“側近議員”が・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■反乱なのか 安倍首相“側近議員”が
アベノミクスの成果否定
公開日:2019/06/25
安倍政権への反乱なのか――。
自民党の西田昌司参院議員が毎日新聞
のデジタルコラム「政治プレミア」に
寄稿した一文が関心を呼んでいる。
「景気が良くなったというのは全くの
解釈違いだ。『本当にバカか』と私は
言いたい」「実質賃金は下がっている」
「労働分配率が下がっている」と強調し、
「従業員の給与を増やさず、株主と
経営者が自分の懐にいれている。
とんでもない話だ」と経営者を批判、
さらに「日本はデフレだ。消費増税は
凍結すべきだ」
「消費増税を強行すれば間違いなく
経済は悪くなる」と訴えているのだ。
驚くことに、主張の中身はどれも
これも野党が訴えていることとほぼ同じ。
「好景気がつづいている」
「賃金は増えている」という安倍政権の
主張を真っ向から否定しているのだ。
西田議員は当選2回。京都選挙区。
税理士。
安倍首相の出身派閥である細田派に所属
し、安倍首相の経済指南役のひとりだ。
もともと安倍首相に近い人物が、
アベノミクスの成果を否定するかのよう
な寄稿をしたことで驚きの声が上がって
いるのだ。
■主張はすべて正論
主張の内容について経済評論家の
斎藤満氏はこう言う。
「訴えていることは、まったくその通り
だと思います。好景気だと考えているのは
大企業と富裕層だけでしょう。労働分配率
が下がっていることも、実質賃金が下がっ
ていることも事実です」
それにしても、どうして参院選前に
安倍政権の経済政策を批判するような
寄稿をしたのか。
「自分の選挙を有利にするためだ」
「自民党議員のホンネを代弁した」
「空気を読めなかったのではないか」・・・
などとさまざまな臆測が飛んでいる。
当の当の西田議員は、日刊ゲンダイの
取材に こう言う。
「私は、事実に基づいて議論しなく
てはいけないと考えています。リーマン
・ショック級の経済危機が襲ってきたら、
消費増税は見送ることになっていますが、
現在、銀行の利益率はリーマン・ショック
の時より悪い。だから、消費増税は凍結
すべきだと思っています。もし、消費増税
を実施したら、金融危機を引き起こす恐れ
がある。市場原理主義が蔓延したため、
企業はコストカットに走り、従業員に利益
が行き渡っていない。給与が下がって消費
が落ちているのに、消費増税を行ったら、
さらに消費を冷え込ませるだけです。ただ、
私は安倍政権を批判しているわけではあり
ません。アベノミクスを助けるために訴え
ているだけです」
安倍首相が消費増税を凍結しやすい
ように、西田議員は意図的に発言して
いるという見方も流れている。
しかし、自民党議員から 「景気は良くない」
「実質賃金は下がっている」という正論が
次々に上がったら、参院選は大波乱が起こる
のではないか。
【転載終了】
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この西田議員という人は、ガチガチの
安倍派だと思いますし、今までの対応を
みても、ストレートに信用することは
できないですよね。
>安倍首相が消費増税を凍結しやすい
ように、西田議員は意図的に発言して
いるという見方も流れている。
この予測、結構的を射ているかも。
財務省が先送りはやらせないので、
アドバルーンを上げさせて、先送り
の世論を作り上げるつもりかも?
既に先般、萩生田氏にやらせていま
すからね。
姑息な政権なのでやるかも・・・
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