安倍首相は“首脳宣言できない”初の議長になるのか・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■G20開幕 安倍首相は“首脳宣言できない
”初の議長になるのか
公開日:2019/06/28
G20大阪サミットが28日、
開幕したが、 議長の安倍首相が
とりまとめる 「首脳宣言」に暗雲
が立ち込めている。
マクロン仏大統領は26日、
安倍首相との会談後の共同会見で
「もしG20の宣言にパリ協定が
言及されていなければ、フランス
は受け入れないということだ」と
明言。
宣言案では、地球温暖化や脱炭素化
は盛り込まれず、
「パリ協定が軽視されている」
(26日付の英紙フィナンシャル・
タイムズ)という。
ただ、安倍首相がマクロン大統領の
顔を立て、踏み込んだ文言を入れ
ようとすれば、
今度はトランプ米大統領がカンカンだ。
トランプ政権は17年、温暖化対策
の国際ルールを定めたパリ協定から
の離脱を宣言している。
香港の条例問題では、学生らが、
中国を除くG20参加国の総領事館に
条例問題をG20で取り上げるよう
請願書を出した。
トランプ大統領が米国内向けに“人権派”
をアピールするため
「シンゾー、首脳宣言で触れろ」と要求
するかもしれないが、中国の習近平主席
が黙っていないだろう。
宣言案では、トランプ大統領に配慮し
「反保護主義」の文言は避け、
「自由貿易の促進」でお茶を濁そうと
している。
TPPに参加しているシンガポールや
チリが何か言ってくるかもしれない。
国際ジャーナリストの春名幹男氏
が言う。
「G20は先進国だけでなく途上国
も参加していて、首脳宣言をまとめる
のは至難の業なのです。ましてや今回
は、これまでにも増して、さまざまな
対立を抱えている。安倍首相にまとめ
る調整力があるのかどうか。参院選の
直前ですから、首脳宣言の採決見送り
だけは何としても避けたいでしょう。
その場合、抽象的で中身のない宣言に
なる可能性があります」
昨年のパプアニューギニアのAPEC
(アジア太平洋経済協力会議)は、
米中対立から初めて首脳宣言が見送ら
れた。
安倍首相は、首脳宣言にこぎつけられ
なかった初のG20議長として名を
残すことになるのか。
【転載終了】
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リスクより、選挙対策を優先させた
ということでしょうかね。
国民は、G20より、年金です。
雲の上より足元を見て歩くものですよね。
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