参院選“年金問題”で大逆風 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■参院選“年金問題”で大逆風
自民が1人区「14敗」の衝撃予測
公開日:2019/06/28
7月4日の参院選公示まで1週間
となった27日、各党幹部は一斉に
全国遊説に飛び出した。
安倍首相はG20で大阪入りし、
外交アピールに余念がないが、
参院選のことを考えるとお腹が痛く
なっているんじゃないか。
というのも、焦点の1人区で、
自民は「11敗」した3年前以上の
大敗を喫する可能性が出てきたのだ。
■自民調査でも下降トレンド
自民党は参院選について隔週で独自
の情勢調査を実施して、トレンドを
分析しているというが、先週末に
行った調査は安倍首相が真っ青に
なる結果だったようだ。
「『老後資金2000万円不足』
の報告書で世論の不評を買った影響
が大きく、予想以上にトレンドが
下降していた。1人区は良くて
『8敗』、下手すると『13敗』も
あり得る状況だそうです。同じ週末
に行われたNHKの世論調査で、
内閣支持率(42%)が6月上旬
から6ポイントも下落していました
から、厳しい結果を懸念してはいま
したが……」(自民党関係者)
最新のメディアの世論調査では、
年金不安を高めた2000万円問題
について安倍政権の対応に
「納得せず」が半数を超え、参院選
の争点を「年金問題」とする人も
半数に達している。
オセロゲームの1人区はちょっと
した風で白黒逆転する。
全32選挙区ある1人区で、自民は
3年前は21勝11敗だった。
今回、自民は16選挙区(別表)を
「激戦区」に指定し、テコ入れ中だ。
日刊ゲンダイで連載中の
「参院選当落予想」(7ページ)で
予想を担当する政治評論家の
野上忠興氏は、自民調査の「下降」
を当然としつつ、13敗どころか
14敗する可能性もあるとこう話す。
「自民党激戦区のうち、現状でなん
とかなりそうなのは共産党が無所属で
擁立する徳島・高知と、佐賀の2つ
しかありません。鬼門とされる東北
6県は、年金問題が起こる前までは
3敗程度でしたが、最も安全だとされ
ていた青森も分からなくなり、東北
全敗の可能性も出てきました。新潟、
長野、三重、滋賀、愛媛、沖縄は
もともと厳しい選挙区ですが、ここへ
きて新たに山梨、大分が白↓黒に変わ
った。山梨は今年2月に二階派の知事
が誕生したとはいえ、長らく自民の
組織はガタガタで、反自民票も多い。
大分の現職は、与野党一騎打ちの
ガチンコ選挙が今回初めてで、逆風
には強くない」
年金問題の大逆風は当然、比例票
にも影響する。
自民が設定した与党で過半数の「63」
議席獲得という低いハードルも、
越えられなくなるかもしれない。
【転載終了】
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抑止できるバランスが必要です。
一強などとタガが外れ、好き勝手
やってきた政権にお仕置きが必要
です。
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