憲法改正議論が参院選の争点というまやかし・・・

 永田町の裏を読む 


 【転載開始】


 ■自民でも賛否 

 憲法改正議論が参院選の争点というまやかし 

 公開日:2019/07/04  


 参院選公示を前に6月30日に 

ネット番組で行われた与野党6党 

の党首討論で、安倍晋三首相は 

「憲法改正をしっかり議論するのか、 

しないのかを問うのがこの選挙だ」 

と改めて持論を述べた。 

それを聞いた自民党中堅議員が 

しきりに嘆く。  


 「そんなことが争点になるはず 

がないじゃないですか。憲法審査会 

が開かれるか開かれないかは、院内 

の国対(国会対策委員会)マターで、 

そもそも国民に問いかけるテーマに 

はならない。しかも、審査会がろく 

に開くこともできなくなったきっか 

けは、首相が昨秋、側近の下村博文 

元文科相をわざわざ党の憲法改正 

推進本部長に据えた途端、野党の 

姿勢を『職場放棄』と非難して怒ら 

せてしまったという、自民党側の 

不手際の問題。こんなことを街頭で 

訴えて、有権者が振り向いてくれる 

と思っているんですかね」と。 


 せっかく憲法を争点にしようと 

いうなら、安倍流の9条改正論を 

堂々と述べて、 

「これを実現するために参院選で 

改憲勢力に3分の2議席を確保さ 

せて下さい」と訴えればいいだ 

ろうに。  

「それがどうも自信がないので、 

勝敗ラインも3分の2ではなく 

自公で過半数まで徹底的にハードル 

を下げた。でも、最大の目標である 

はずの改憲を諦めたと言われるのが 

嫌なので、憲法審査会の開催状況を 

取り上げて、改憲に取り組んでいる 

フリをするしかないんでしょう」と 

同議員は言う。  


 9条改憲の中身に入っていくと、 

もうひとつ難しい問題があって、 

それはトランプ米大統領の最近の 

「日本は米国を守らないから日米 

安保条約は不平等だ」という発言 

である。 

もちろんこれは二重に間違った 

一知半解としか言いようのない幼稚な 

認識で、第1に米国は膨大な在日米軍 

基地を置いて、それを日本の費用で 

維持することで、太平洋からインド洋、 

中東まで地球の半分で軍事行動を展開 

する世界戦略国家たりえている。  


 第2に、安倍は2015年に安保法制 

を強行成立させ、米国の戦争に対して 

集団的自衛権を発動して共に戦う方向に 

すでに踏み出している。 

だから安倍はそのようにトランプを諭す 

とともに、国民に向かってもきちんと 

説明して、理解を求めるべきではない 

のか。 


  前出の議員に問うと、こう答えた。  


 「いやあ、そこに触れると、野党から 

はまた対米過剰サービスだ、属国化だ、

海外派兵だと叩かれる。だからトランプ 

発言も聞かなかったことにして触れよう 

としない。結局、憲法も安保も、本質に 

迫る議論から逃げまくっているのが安倍 

なんです」と。


 【転載終了】 

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 選挙の論点は、当然「消費増税」と 

「年金問題」ですよね。 


 争点のすり替えでしかないですね。

 

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