日本の官邸とホワイトハウスのパイプは両端で断ち切られた!?
永田町の裏を読む
【転載開始】
■日本の官邸とホワイトハウスのパイプは
両端で断ち切られた
公開日:2019/09/19
“クレージー・ボルトン”と陰で
呼ばれていたネオコン過激派の
ジョン・ボルトンが安保担当
補佐官の座を追われたことは、
世界にとっては朗報だが、
安倍晋三首相にとっては悲報と
いえるだろう。
周知のように、安倍は昨年春まで
は「北朝鮮に対話は必要ない」
「最大限の圧力をかけ続けること
で日米は完全に一致している」と
勇ましく叫び続けてきたが、
その米国にあっさりと裏切られて
周章狼狽。
トランプに愛されている正妻は
自分だと思い込んでいたら、
突然現れた若い愛人に旦那を奪わ
れてしまったような惨めな姿を
さらすことになってしまった。
その安倍にとって、トランプが
金正恩に傾きすぎないようにする
ための最後の望みがボルトンだった。
彼はネオコン過激派特有の
「世界中の独裁者を抹殺せよ」
「対話などとんでもない。国家
崩壊を仕掛けるのみ」という
極端なイデオロギーの持ち主で
あるから、昨年春に就任するや
否や、シリアのアサド大統領に
向かっていきなりミサイルを
ブチ込み、続いてイランの核合意
は破棄してイスラエルとイラン
の関係を戦争寸前にまで追い込も
うとした。
昨年2月末にベトナム・ハノイ
で開かれた第2回の米朝首脳会談
でも、2日目に呼ばれてもいない
のにその場に姿を現して、
決裂させるのに成功した。
これが、トランプとの仲が悪くなる
大きな原因で、今回の解任にも
つながっているのだが、安倍は
この決裂を密かに喜んで、ボルトン
が歯止め役を果たしていることを
評価していたという。
しかし、トランプがそのボルトン
を許さず、乱暴なやり方でホワイト
ハウスから追放したということは、
ボルトンに対北朝鮮強硬策への復帰
の望みを託していた安倍もまた
「切られた」ということである。
しかもまずいことに、その ボルトン
とのパイプ役だった外務省OBの
谷内正太郎も、先日の内閣改造に伴って
国家安全保障局長を退任し、
後任の局長ポストは、単に安倍の覚え
がいいというだけの警察官僚出身者が
占めた。
これによって、良きにつけ悪しきにつけ
辛うじてつながっていた日本の官邸と
ホワイトハウスとのパイプは一度に両端
で断ち切られた格好となって、修復不能
に陥った。
これで安倍の北朝鮮外交がますます
先行き不明となるだけでなく、貿易問題
を抱えた日米関係それ自体もコントロール
が難しくなるに違いない。
【転載終了】
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歴代の大統領は、軍産複合体に
逆らえませんでしたが、トランプ
は違うのでしょうか?
トランプは、ビジネスパートナー
としての安倍をつかいますが、それ
以外では関係ないと考えているの
かもしれませんね。
安倍は、アメリカとロシアに同じ
ような扱いを受けているということ
ですね。
いいように利用されているだけで、
世界中の笑いものなのかも・・・
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