消費増税での値下げラッシュに・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■消費増税での値下げラッシュに・・・ 

 黒田日銀が真っ青な理由 

 公開日:2019/10/03  


 1日、消費税が10%に引き上げられた。 

コンビニやスーパーは、てんてこ舞いだ。  


 「お客さんも分かりにくいと思いますが、 

店側も軽減税率の導入、持ち帰り(税率8%) 

とイートイン(同10%)の違いなどに戸惑 

うばかりです」(コンビニ店員)  


 大手チェーンのフランチャイズに加盟する 

コンビニでは、キャッシュレス決済をすると 

「2%のポイント還元」が受けられる。 

9月まで「108円(税込み)」で買って

 いたおにぎり(軽減税率の対象=持ち帰り時)

 を、10月以降は実質「106円」で購入可能 

となった。要は“値下がり”だ。  


 「税率が10%に引き上げられた外食や 

日用品などの売れ行き減少は避けられません。 

そうなると、値下げをして売り上げを確保 

しようとする小売店が続出します」 

(市場関係者) 


 アチコチで値下げが起きると、物価は下落

しかねない。 


 「日銀の黒田東彦総裁は困るでしょうね。 

目標としている2%の物価上昇は一段と困難

になります。10月以降の消費者物価指数を

注視するべきでしょう」 

(第一生命経済研究所首席エコノミストの 

熊野英生氏)


 ■日経平均は2万円の攻防も 


 黒田氏は総裁就任後の2013年4月に 

2%の物価上昇を掲げた。 

ところが、未達のまま6度も達成時期を 

先延ばしし、いまや「2%物価上昇」 など

風前のともしび。 

いつ実現できるかは、まるで不明だ。 


 「ただでさえ困難なところに、値下げ圧力

が加わるのですから、黒田日銀は形無しです。

黒田総裁は、株価を上昇 させるためにETF

(上場投資信託)を 大量に購入しただけ・・・

という評価 しか残らないかもしれません」 

(前出の市場関係者) 


 だが、その株価も怪しくなってきた。 

消費増税による悪影響が株価を直撃するという

のだ。  


 増税直前の9月30日(月)は、3月期決算

企業の第2四半期(中間決算)の最終日。 

通常なら企業が保有する株の資産価値 (含み益)

を高めるため、株価は上昇 傾向を見せる。 

ところが、30日の日経平均はマイナス で取引

を終えた。 


 「株価は、増税後の消費低迷や景気悪化を感じ

取ったのかもしれません。当面、下落傾向が続く

険性があります。日経 平均は、高値から3分の

1戻しとなる 2万1000円が節目です。そこを

下回る と、今度は半値戻しの2万円攻防もあり 

得ます」 

(IMSアセットマネジメント代表の 清水秀和氏) 


 黒田日銀は“最後の砦”だった株価維持という評価

すら失うことになる。 


 【転載終了】

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 元々、経済政策としては失敗していた 

愚策だったということでしょうね。  


 それを、「アベノミクス」などと命名 

してしまったため、政策転換もできない 

ことになってしまったのでしょう。  


 まあ、こんな政権下の日銀総裁を引き 

受けてしまった黒田氏の軽率さでしょう 

かね。 

アジア開発銀行総裁迄積み上げたキャリア 

がここで水泡と帰す結果となり、晩節を汚す 

結果になってしまったということでしょうか。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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