女性や嫁が行う時代は終焉・・・常識に縛られない自由な介護を<2>
東京⇔盛岡 40歳からの遠距離介護
【転載開始】
■女性や嫁が行う時代は終焉・・・
常識に縛られない自由な介護を<2>
公開日:2019/10/18
誰が親の介護をするのかを間違え
ると、思わぬトラブルを引き起こす。
「ひと昔前までは、介護は女性が
するもの、嫁が行うものという時代
もありましたが、現在、主な介護者
の男性の割合は4割に迫る勢いです。
厚労省が発表した『国民生活基礎調
査』によると、16年の介護者全体
に占める『子の配偶者(嫁や婿)』
の割合はわずか9・7%しかいませ
ん。つまり、嫁が介護をする時代は
もう終わっているのです」
ただし、介護をする中高年男性
には切実な特徴がある。
「自分ひとりで介護をしてしまい、
孤独になりがち。親族の介護の関わ
り方を考えない、介護離職をすると
無職という負い目を感じやすい、
仕事のように介護をしてしまうなど
の特徴もあります。女性の場合は
周囲に相談する傾向がありますが、
男性はひとりで介護を抱え込み虐待
に至るケースもある。私は遠距離介
護ということもあり、誰かに頼らざ
るを得ない環境ですので、そうはな
りにくいのですが、親族や兄弟姉妹
に頼る場合には、気を付けなくては
ならないこともあります」
配偶者や兄弟姉妹、親族がどんな
タイプであるのかを見極める必要が
あるのだという。
「介護者は8つのタイプに分類
することができます」
①無関心型=一切介護に興味がなく、
介護放棄
②お金解決型=経済的援助だけで
手を動かさない
③口だけ型=口やかましいだけで
何もしない
④同居型=距離が近いので時間が
割ける
⑤お札振りかざし型=金にモノを
言わせ、介入するものの介護は
しない
⑥ボランティア型=経済的援助は
できないが、介護はする
⑦サポーター型=お金も出す、介護
もする、主介護者の方針に従う
⑧主介護型=すべてにおいて対応
する主介護者タイプ
「こうやって見ると、『無関心型』
もかえってありがたいですね。下手
に口出しされれば混乱を招くだけで
すから。私の意見としては、『口だ
け型』や『お札振りかざし型』の人
を除いて介護体制をつくればうまく
いきます。ヘルパーさんなど外部の
手を借りる前に、まずは身内で役割
分担をどうするかが先決。身内がど
のような状況なのか、どういうスタ
ンスで臨むのかを把握できると、
在宅介護なのか、施設介護なのかが
決まってきます。私は主介護者を
担当し、サポーター型の妹との連携
で遠距離の在宅介護を行っています」
江戸時代には男性家長の介護が当た
り前で、むしろ女性が外で働いていた
のだという。
明治以降から女性が介護する時代に。
そして、平成に入ると再び男性介護者
の割合が増えた。
「親や親族の世代は、なかなかこの
時代の流れが理解できていない。時代
によって常識は大きく変化しているの
に古い価値観のままでは自分自身もつ
らいし、身動きがとれません。これか
らの時代は、男性介護、女性介護の
いい部分だけを吸収しながら、常識に
縛られない自由な介護を目指すべき
だと思います」
そして遠隔機器やAIを活用しな
がら、遠距離介護という方法もある。
=おわり
(構成=中森勇人)
【転載終了】
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>「ひと昔前までは、介護は女性が
するもの、嫁が行うものという時代
もありましたが・・・」
70代以上の旦那さんは、ほぼ
このような方が多いのではないで
しょうかね。
男が家事をやりながら高齢の両親
の面倒をみることがどれほど大変か
分からないのではないでしょうか。
ある知人に、こんな質問をしてみ
たことがありました。
「介護って、寝たきりの親の面倒を
見ることだと思ってません」。
「そうじゃないの」という答えでした。
介護は、運動機能が衰え、免許返納
年代から始まっています。
そして、年々できないことが多くなり、
入退院を繰り返すと車イスの生活に
なります。
今年公民館の役員をしているのですが、
友人の自冶会役員さんは、
「高齢の両親(92歳と90歳)の面倒を
看ていて大変だから」といってくれた様
ですが、自冶会トップの方だと思いますが、
「おじいちゃん元気そうじゃないですか」
と意に返さず役員をもってこられました。
あ~!この方は、介護やったことがない
んだなと思いました。
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