百貨店不況が直撃・・・
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【転載開始】
■百貨店不況が直撃・・・
4期連続営業赤字の三陽商会に救いは?
公開日:2019/11/21
まさに「バーバリーロス」とでもいった
ところか。
基幹ブランドを失ったアパレル大手、
三陽商会がもがき苦しんでいる。
10月末には2020年2月期
(決算期変更で14カ月の変則決算)
が4期連続の営業赤字に陥ることを
発表。
業績低迷により、2代続けて社長が
引責辞任する事態に追い込まれた。
三陽商会が当時、売上高の半分を
占めるといわれていた英国の高級
ブランド「バーバリー」の
ライセンス契約を打ち切られたのは
15年6月のこと。
それでも同社では当初、
16年12月期こそ20億円の営業
赤字に転落するものの
「マッキントッシュロンドン」を
はじめとした後継ブランドの育成が
功を奏し、17年12月期には
20億円の黒字に転換。
18年12月期には黒字幅が50億円
に拡大するとのシナリオを描いていた。
■売り上げの約7割を百貨店ルートに依存
だが、突き付けられた現実は厳し
かった。
16年12月期の営業赤字は84億円
と計画の4倍超に膨張。
この間、ブランド喪失直前を含めて
3度にわたるリストラを実施した
ものの、17年12月期も19億円、
18年12月期も21億円の赤字に
終わった。
売上高725億円、営業利益6億円
の目標を掲げて臨んだ今期も業績は
一向に上向かない。
毎月の店頭販売状況は消費増税前の
駆け込み需要があった9月を除き
軒並み前年割れ。
10月は反動減で前年同月比19%
の大幅マイナスに陥り、最終的に
売上高は680億円に下振れ。
営業損益は18億円の赤字に転落
するという。
何しろ 「売り上げの約7割を百貨店
ルートに 依存する事業モデル」
(業界関係者)。
その百貨店がすっかり集客力を失い
つつあるとあっては、苦戦を強いら
れるのも当たり前か。
三陽商会にとって唯一の救いは
20年2月期の第3四半期
(19年1~9月)まで4年弱に
わたり累計151億円超の最終赤字
を垂れ流しながらも、財務基盤に
なお、いくらかのゆとりがあること
だろう。
9月末の自己資本は18年12月末
から50億円弱目減りしたとはいえ
まだ406億円余。
自己資本比率は60%を超える。
事情通によると、不動産をはじめ、
まだ含み益を抱えている資産もある
らしい。
もっとも市場からは
「手元流動性は確実に逼迫しつつある」
との声もしきりだ。
【転載終了】
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問題は2020年ですかね。
来年は、景気後退は確実と言われて
いますが、安倍退陣による市場の崩壊
の影響は大きいと思います。
なので、証券会社営業が推奨銘柄を
押してきますが、来年の様子を見てから
としています。
安倍退陣後の暴落株を買うしか今は
手がないと考えています。
疫病神がいなくなれば、市場も正常な
状態に戻るでしょう。
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