労働貴族版「桜を見る会」・・・

 田中龍作ジャーナル


 【転載開始】


 ■労働貴族版「桜を見る会」

 2020年1月6日

 連合の新年会がきょう、都内であった。 

合流話で揺れる立憲民主の枝野代表、 

国民民主の玉木代表が顔を合わせた。 


 原色のハッピをまとったお歴々が樽酒 

を割った。昭和丸出しだ。  


 銀座久兵衛かどうかは分からないが 

ニギリ寿司、シャブシャブ、伊勢エビなど 

が所狭しとテーブルに並ぶ。 


 経団連労働部とも労働貴族とも揶揄 

される連合の新年鏡開きは、さすがに 

豪華だ。 


  企業の99%は中小企業である。 

ほんの1%に過ぎない大企業の労働組合 

が連合なのだ。 


 大半の労働者は骨をきしませながら 

働いても食うや食わず。  


 労働貴族の連合に支えられる政党に 

庶民の生活苦が理解できるわけがない。 

時事通信の世論調査(12月)によれば、 

立憲民主党の支持率は3.8%、 

国民民主党は0.6%。 


 人々にほとんど支持されていない両党 

が合流話でゴタゴタする。 

コップの中の嵐という他ない。  

  来賓として出席した経団連の 

大橋徹二副会長は、挨拶で資本家の本領 

をいかんなく発揮した。 


 「働き方改革をさらに前進させることが 

大事だ」と言うのである。  


 「派遣労働の永久化」「定額働かせ放題」 

「外国人労働者の受け入れ枠拡大」… 

安倍政権の働き方改革で雇用破壊は猛スピード 

で進んだ。 


 経団連が次に求めているのは 

「解雇の金銭解決」すなわち「解雇の自由化」 

である。

労働者は奴隷以下となるのだ。 


 来賓とはいえ経団連幹部にこんなことを 

言わせる連合は、労働組合であることを 

放棄したに等しい。 


 豪華料理に舌鼓を打ちながら安倍政権の 

労働政策を再確認する。 

労働貴族の「桜を見る会」だった。

 【転載終了】

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 連合に代わってからというわけではなく、 

昔からなのでは? 


 いずれにしろ、連合は労働組合としての 

役割は果たせなくなっています。 


 経営の一組織という立場に落ちていますね。

 

 



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