安倍首相「躊躇ない」が発端 ・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■安倍首相「躊躇ない」が発端 

 通常国会“冒頭解散説”再浮上 

 公開日:2020/01/15  


 20日の通常国会召集を前に、永田町に 

“微風”が吹き始めた。 

内閣支持率の下落に加え、カジノ汚職事件 

で元内閣府副大臣が逮捕されて立ち消えに 

なった冒頭解散説が再び流れているのだ。 

国会冒頭の動き次第では、一気に突風に 

なる可能性がある。 


  ◇  ◇  ◇  


 直接のきっかけは、安倍首相が12日の 

NHK番組で、衆院解散・総選挙に関して 

「解散すべき時が来たと思えば解散に躊躇 

はないが、現在のところ全く考えていない」 

と話したことだ。 

解散時期については嘘を言うのが永田町の 

慣例だから、「躊躇はない」の発言だけが 

クローズアップされた。 

そのうえ、最近の安倍首相はやけに上機嫌 

なのだという。  


 「下落が止まらなかった支持率が回復基調 

にあるからでしょう。共同通信の世論調査で 

は6ポイントも上がった。『桜を見る会』の 

疑惑追及や公私混同批判にさらされてイラ 

イラしているところに、カジノ汚職事件で 

逮捕者が出た年末が“底”でした。野党の合流 

話が進んでいることにもカリカリしていた。 

解散が遠のいたと見て、野党の合流話が 

止まったことも好材料です。総理の周辺でも 

『今なら勝てる』という主戦論が再浮上して 

いるのです」(官邸関係者)


 ■「今なら勝てる」  


 それで囁かれているのが、補正予算を 

さっさと成立させて解散、2月中に投開票と 

いうシナリオだ。 


 本予算の審議に入れば、「桜を見る会」 

やカジノ汚職、自衛隊の中東派遣などで 

野党から厳しく追及される。 

最近の政府答弁の迷走ぶりをみていると、 

嘘とゴマカシで長丁場を乗り切れそうに 

ない。 

野党が攻め立てれば、再び支持率が下が 

ることは確実だ。 

その前に解散を打った方が得策だと考え 

ても不思議はない。


 選挙後に内閣の小幅改造を行って、

カジノ疑惑などで名前が挙がっている 

政務三役を本予算審議の前に交代させら 

れるメリットもある。 

このタイミングを逃せば、夏の東京五輪 

後まで事実上、解散権が封じられる。 

二階幹事長も13日、解散の時期について 

「必然の課題があれば別だが、わざわざ 

東京五輪の前に大騒ぎする必要はないん 

じゃないか」と語り、東京五輪・ 

パラリンピックが閉幕する9月上旬まで 

の解散には否定的だった。  


 支持率が下がり、伝家の宝刀も竹光だ 

とバレていたら、首相が求心力を保つこと 

は難しい。 

2月選挙は五輪前のワンチャンスでもある 

のだ。  

「死に体になるのを避けようと思えば、選挙 

に打って出る可能性は十分ある。野党の合流 

がまとまらず、準備が間に合わない今が勝て 

る好機なのは間違いありません。“桜疑惑”は 

首相夫妻の問題ですから、本予算審議の前に 

選挙でリセットして、うるさい野党を蹴散ら 

したいという願望もあるでしょう。最後は 

首相がどう決断するかです」 

(政治評論家・有馬晴海氏) 


 大義など関係なく、勝てるときに選挙を 

やるのが安倍政権の流儀だ。 

野党は内輪モメしている場合ではない。 


 【転載終了】 

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 これで、自民党に勝たせたら、国際社会 

は「日本国民はお人好し」とは言わないで 

しょうね。

 

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