「アベノチャット」?・・・都合のいい数字だけ列挙!
永田町の裏を読む
【転載開始】
■都合のいい数字だけ列挙し現実を
見ない「アベノチャット」
公開日:2020/01/30
自民党の経済通のベテラン議員に
先の安倍晋三首相の施政方針演説
の感想を聞くと、
「アベノチャット、絶好調だね」
と笑う。
それ、何ですか?
「安倍話法というか、安倍流
おしゃべり技法だ。第1に、
アベノチャットでは常に、何を言う
かよりも何を言わないかが大事だ。
国民の皆さんがいちばん聞きたい
ことは、言わない。第2に、じゃあ
何を言うかといえば、自分の理解
可能な分野だけ取り上げて、都合の
いいエピソードや数字の断片だけを
並べていくので、文脈の流れとか
論理の組み立てというものがない。
前に進まずに、ひたすら横に流れて
行ってしまうしゃべり方なので、
いくら聞いても何の印象も残らない」
とのこと。
確かに、数字もいろいろ挙げて、
説得力がありそうに見せてはいる。
「先日の演説で一例を挙げれば」 と、
同議員が説明する。
安倍が「日本経済はこの7年間で
13%成長し」と言ったので、
え、そうなのかなと思って資料に
当たった。
円建ての名目GDPで見れば、
円安効果もあってだいたいその
くらいだが、ドル建てで見れば
12年の6兆2018億ドルから
18年の4兆9564億ドルに
縮んでいる。
世界の名目GDP総計の中での
シェアを見ても、12年に8・3%
だったのが18年には戦後最低の
5・7%にまで落ちた。
さらに1人当たり名目GDPでは、
12年には世界第11位だったのに
18年には20位にまで下がった。
中国との対比では、10年に中国
にGDPで肩を並べられ、わずかに
追い越されて世界第3位に下がった
のだが、それから8年後の18年には
中国のGDPは13兆8949億ドル
で、日本の2・8倍の経済規模である。
前出ベテラン議員は手帳を開いて
いくつかの数字を示しつつ、こう言う。
「成長について語るのなら、この
ようにいろいろな側面から見て、全体
としては日本は衰弱に向かいつつある
のではないかという危機感を共有し、
それへの対応戦略を語るのでなければ
ならない。日経新聞が1997年元日
に『2020年からの警鐘』という連載
を始め、その中で、20年には日本の
GDPシェアが9・6%にまで落ちる
との予測を紹介し、『日本(の世界の
中での存在感)が消える』と表現した。
実際に20年を迎えたら、そのリアルな
数字は5・7%だから、もう“消えている”
わけだ。なのに、見栄えのいい 数字だけ
拾って、うまくいっているフリをする
だけ。世も末ですよ」と。
【転載終了】
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そろそろ、自民党内部からも安倍首相
の空っぽさが証言としてでてきましたね。
こんなのが7年間も権力を振り回して
たんですから、日本がダメになるわけです。
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