新型肺炎・・・潜伏期間最長24日と毒王の恐怖?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■新型肺炎で日本政府大誤算
潜伏期間最長24日と毒王の恐怖
公開日:2020/02/12
大誤算だ。
中国の専門家チームの調査で、新型
コロナウイルスによる肺炎患者の
潜伏期間が「最長24日間」だった
ことが分かった。
世界保健機関(WHO)に合わせて
「12.5日」としてきた日本の対応が
根本的に狂ってくる。
◇ ◇ ◇
調査結果は、中国政府専門家チーム
のトップ、鍾南山氏らによるもの。
湖北省武漢市で発生した新型コロナに
よる肺炎患者1099人の中に、
潜伏期間が最長で24日間に及んだ事例
があったという。 1人が多数に感染
させる 「スーパースプレッダー」、
中国で 「毒王」と呼ばれる存在に
ついても、 「排除できない」と分析
している。
武漢市からのチャーター便で帰国した
763人のうち感染が判明したのは、
11日に新たに確認された2人を含む12人。
陰性の人たちは現在、千葉県勝浦市の
ホテルや埼玉県の税務大学校などの施設
で“隔離生活”を余儀なくされているが、
第1便の人たちは11、WHOに基づく
健日に康観察機関の「12.5日」を迎え、
検査で陰性が確定すれば順次、帰宅が
許されることになっている。
ところが、潜伏期間が24日となると、
話は違ってくる。
新たな2人の患者は帰国直後は陰性だった
のに、3度目の検査や再検査で陽性が判明
した。
この先、帰宅後に陽性となったり、症状
が出る感染者が現れる可能性がないとは
言えない。
横浜港に停泊中のクルーズ船
「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客は
船上待機期間が14日間だが、こちらもそれ
でいいのかどうか。
それでなくても、同クルーズ船からは
感染者が増え続け、12日朝までに174人に
上っている。
検疫官1人も感染した。
閉鎖空間で集団感染が加速している恐れも
あり、政府は慌てて、約3600人の乗員乗客
全員のウイルス検査実施を検討し始めると
いうドタバタだ。
■「隔離より帰宅させて頻繁に検査を」
ウイルスは「新型」だけに、分からない
ことばかり。
飛沫感染と接触感染とされてきた感染経路
も、新たに空気中にウイルスが微粒子と
なって浮遊する「エアロゾル感染」の可能性
も出てきた。
現状、「ない」とされているウイルス変異
だって、不安が残る。
まだまだ今後、何があってもおかしくない。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏
はこう言う。
「潜伏期間がある以上、どうしても陽性の
感染者を見逃してしまう。2009年の新型
インフルエンザでは1人の感染者を見つける
までに14人の見落としがありました。今回
イタリアでは、新型コロナの感染者が出た
地中海のクルーズ船の乗客を一時足止めした
ものの12時間で解放しています。 クルーズ客
は高齢者が多く、船内に留め置く方が、ウイルス
の蔓延を招く恐れが高いからです。現に、
ダイヤモンド・プリンセス号は集団感染状態に
なっています。日本もクルーズ 文化に慣れて
いるイタリアの方式に倣うべきでした。要は、
陰性の人は帰宅させ、自宅 から出ないようにし
てもらい、頻繁に検査をしてもらえばいいのです。
通常の旅行客と同一の扱いにすべきで、人権を
抑制すべきで はありません」
自覚症状のない「スーパースプレッダー」 が
いたら、現状の「隔離政策」だけでは対処しき
れない。発想の転換が必要か。
【転載終了】
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潜伏期間の症例は1件だけだと中国
が発表していますので、得意な個体差
と 環境ではないでしょうか。
潜伏期間は14日程度と考えてもいい
のではないでしょうかね。
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