コロナ拡大は安倍政権の人災 ・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■コロナ拡大は安倍政権の人災 

 国立感染研大リストラの大罪 

 公開日:2020/02/13  


 ようやく、安倍政権が重い腰を上げる。 

ついに4人が重症。新型コロナの感染が 

加速度的に広がる中、ウイルス検査の 

態勢強化など緊急対策に乗り出すが、 

しょせんは付け焼き刃の対応だ。 

これまで、感染症対策をおろそかにして 

ヒトやカネをバッサリ削ってきた“人災” 

のツケが回ってきた。  


 ◇  ◇  ◇ 


  現在、ウイルス検査や分析などの対応 

に追われているのは国立感染症研究所だ。 

米国では、感染症について 

「情報収集と発生時の対応」はCDC 

(疾病予防管理センター)、 

「研究・開発」はNIH(国立衛生研究所)、 

「ワクチンの品質評価」は FDA

(食品医薬品局)と、3つの機関が分業して

いる。 

この3つの役割を感染研は一手に担って 

いる。  


 近年、インフルエンザ、麻疹、風疹、 

梅毒などの流行が見られ、感染症の 

脅威は高まっている。 

しかし、感染研はすさまじい大リストラを

食らってきた。  


 2009年度に61億円あった研究費 

と経費の合計額は、18年度はなんと 

41億円。 

3分の1に当たる20億円も減らされて 

しまった。

研究者も09年の322人から、現在は

307人。

組織はスカスカ にされている。 


 理由は十把一絡げの国家公務員の削減だ。 

山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏 

(感染症学)が言う。 


 「感染研が担う役割や仕事量からして、 

300人余の研究者は極めて少人数です。 

10年間でさらに人も金も減らしている 

のは、安倍政権が感染症対策を軽視して 

いる表れといえます」


 ■10年で20億円カット  


 感染研の大リストラには、有識者からも

強い異議が起こっていた。 

11年に医学の有識者らでつくる 

「国立感染症研究所研究評価委員会」が 

報告書をまとめている。  


 <人員や経費が削減される中、研究所 

の業務や研究の範囲は拡大し続けており、 

個々の職員の努力に依存した運営には 

限界がきている> 

<予算・人員の裏付けをつけることが重要 

であり、研究所は、その国民に対する使命 

の質と大きさに鑑み、「国家公務員削減 

計画」からの除外対象とすべきである> 


 悲鳴のような報告書が出されても、 

安倍政権は、予算・人員を削り続けた。 


 さらに昨年4月9日、共産党の田村智子 

参院議員が内閣委員会で、感染研のリス 

トラ問題を取り上げた。 

政府は「(感染研は)重要な機能を有して 

いることは認識しています。新規増員を 

措置してきている」 

(宮腰光寛内閣府特命相=当時)と答弁。 

感染研によれば、 

「国会で予算が通れば、新年度は1人増えて、

308人になります」(総務課)と いう。

増員幅はスズメの涙だ。  


 安倍政権が評価委や田村議員の指摘に 

耳を傾けていれば、新型コロナウイルス 

はここまで感染が拡大しなかったのでは 

ないか。  


 「予算、人員削減のツケが回ってきま 

した。例えば、クルーズ船の約3700人

全員のウイルス検査は、マンパワー不足の

問題で決断が遅れました。感染が確認され

た検疫官が防護服を着ていな かったのは、

金がない証拠です。安倍 首相のいう国防は、

高額の軍艦や飛行機 を買うことですが、

感染症から国民の命を守ることの方が大事な

『国防』です」 (中原英臣氏) 


 安倍政権は新年度予算案に過去最高と 

なる防衛費5・3兆円を盛り込んだ。 

政権発足後、8年連続アップで、 

6000億円も増やしている。

 いくらかでも感染症対策に回したらどうだ。 


 【転載終了】 

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 このリストラをやったのが、大坪審議官 

だと言われていますね。  


 初回の記者会見以降、大坪審議官が記者 

会見に出てくることはなくなりましたね。

 

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