安倍首相“たった36分”会見はマスコミの責任だ!

 LITERA 【転載開始】


 ■安倍首相“たった36分”会見はマスコミの責任だ! 

 記者クラブは八百長に応じ、記者は打ち切りに 

 無抵抗、NHKは会見後に岩田明子が… 

 2020.03.03 


 2月29日土曜日の安倍首相の記者会見 

に批判が集まっている。 

それはそうだろう。 

本サイトでもすでにお伝えしたが、 

一斉休校要請の具体的な根拠も一切説明 

しないまま会見はたったの36分で終了。 

そのうち記者との質疑応答はわずか16分 

で、ジャーナリストの江川紹子氏が 

「まだ質問あります!」と声をあげている 

にもかかわらず、 

「予定時間をだいぶ過ぎている」という 

理由で会見は強制終了されてしまったのだ。  


 じつは、昨日2日の参院予算委員会では 

この問題についても追及が及んだ。 

立憲民主党の蓮舫参院議員は 

「江川紹子さんの質問になぜ答えなかった 

のか」と質問すると、安倍首相はこう答弁 

した。  


 「あらかじめ記者クラブと(官邸)広報室

側で、ある程度の打ち合わせをしているという

ふうに聞いているが、時間の関係で打ち切らせ

ていただいた」 


  会見が茶番劇であることを自ら暴露する 

答弁もびっくりだが、この答弁に対し、 

蓮舫議員は 「(会見の)そのあと重要な公務が

ありまし たか?」と質問すると、安倍首相は

平然とこんなことを言い出したのだ。 


  「そのあとも打ち合わせをおこなった」 


 まったくよく言ったものだ。 

首相動静を確認すると、安倍首相は会見終了 

の21分後には官邸をあとにし、そのまま私邸 

に帰宅しているからだ。 

そうやってすぐに家に帰る時間があるのなら、 

記者の質問に最後まで答えるのが当たり前だが、 

しかし安倍首相は「基本的にいつも総理会見は

おこなわれている」 と開き直ったのである。  


 あの茶番劇会見を正当化したのは安倍首相 

だけではない。 

菅義偉官房長官も昨日の会見で、 

「総理はていねいに説明した」と評価した上で、 

「事前の案内は20分程度で会見をおこなったが、 

結果的に35分間だった」と説明している。 

安倍首相や菅官房長官は、「事前に20分」と時間

をあらかじめ区切り、 

「記者クラブと(官邸)広報室側で、ある程度の

打ち合わせ」した上でおこなっている、 

総理会見はそういうものなのだと主張しているの

である。  


 たったの20分で「ていねいな説明」だと言い 

張る総理大臣に国民が納得できるはずがないが、 

しかし問題なのは、そのたったの20分の会見に 

抗議をするでもなく受け入れている、記者クラブ 

の記者たちの姿勢だ。 


 実際、江川氏が「まだ質問あります!」と声 

を上げている最中、他の記者たちは会見場を 

立ち去る安倍首相を黙って見過ごし、江川氏を 

シラッとした様子でチラ見している記者もいた。 

いや、そもそも新型コロナにかんして安倍首相 

が記者会見を開くのはこの日が初めてだったと 

いうのに、用意された記者席には空席もあった 

ほど。 

つまり、最初から「どうせいつもの茶番だ」

 「質問で手を挙げても当てられない」という 

諦めが、記者席には漂っていたのだ。


 ■長野智子がトランプと闘う米メディアと 

 比較し「日本の現状ひどすぎる」  


 『サンデーステーション』(テレビ朝日) 

キャスターの長野智子は、 

〈発言内容はともかく、私が出席したトランプ 

大統領の会見では「時間の限りいくらでもどう 

ぞ」と何度も対立してきたCNN記者含め丁々 

発止質疑応答している。日本の現状ひどすぎる〉 

とツイートしていたが、これはトランプ大統領 

でさえ記者の質問に答えているというよりも、 

記者たちが、トランプ大統領が質問に答えない 

のを断じて許さないからだ。 


 現に、質問に答えないトランプ大統領や 

ホワイトハウスの広報体制に対し、記者たちは

怯むことなくガンガン質問を浴びせかけ、 

政権に批判的なCNNやニューヨーク・タイムズ 

などを会見から締め出した際には、AP通信や 

タイム誌は一緒になって会見をボイコットし、 

ホワイトハウス記者会も抗議声明を発表。 

また会見でトランプを厳しく追求したCNNの 

記者が記者証を取り上げられた際も、 

ライバル社でありトランプ寄りのFOXニュース 

も含め記者を支援した。 

報道官が菅官房長官のようにまともに質問に 

答えず批判的なメディアには強権的な姿勢を 

見せても、記者たちは食い下がって何度も質問

を繰り返し、ときには紙面や番組で はっきりと

「嘘つき」「バカ」「大バカ」 「最悪の返答」

と批判を浴びせている。


  これこそが不誠実な政権担当者への 

ジャーナリズムの本来のあり方だが、かたや 

日本の官邸記者クラブは、たったの20分間しか

セットされていない会見を「短すぎる!」 

「こんなものは受け入れられない」と突っぱねる

こともせず、挙げ句、打ち合わせにまで 応じ、

質問を求める記者に白い目を向ける 有様。 

そして、まんまと安倍首相に 

「基本的に総理会見はそういうもの」と逃げ 道

を用意してしまったのだ。 

朝日や毎日新聞といったリベラル系メディア は

会見を打ち切ったことを批判的に伝えたが、 

記者クラブとしてそれに加担しておいて、 

何を言っているのだろう。  


 だが、目も当てられなかったのは、NHKだ。 

NHKは記者会見を生中継したが、会見後には 

「安倍首相にもっとも近い記者」とも呼ばれ 

る政治部の岩田明子記者が解説者として登場 し、

安倍首相の主張を無批判に繰り返して代弁。 

これでは北朝鮮の報道と何も変わらない大本営 

発表だ。  


 手柄を立てたいというだけで後先考えずに 

一斉休校要請をおこなうという独断政治に対し、 

直接声をあげることさえできないメディア……。 

こんな状態のままでは、国民の生命と安全を 

守れない無能政権をただのさばらせるだけだ 

ろう。 (編集部) 


 【転載終了】 

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 菅官房長官にしても、真面に記者の

質問に答えたことがないですよね。

これほど長期の官房長官も憲政史上 

異例ですが、酷さも異例ですね。


 安倍首相と記者クラブは、アメリカに 

行ってまで同じことをやり、質問内容 

を提出させ、それ以外の外国人記者の 

質問は受け付けず打ち切ってしまいま 

したね。 


 後で官邸と日本の記者クラブは外国人 

記者たちに批判されていましたが。

 

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