知恵を出せる政治家を求む・・・

 永田町の裏を読む 


 【転載開始】


 ■苦難の時に机上の空論ではない 

 知恵を出せる政治家を求む 

 公開日:2020/04/16 


  営業自粛要請と言いながら、事実上 

は休業強制命令に等しい上からの圧力 

が加えられて、繁華街や町工場はすで 

に仮死状態に陥っている。 


  新型コロナウイルスの感染拡大を 

食い止めるにはそうするより仕方が 

ないのかもしれない。 

しかし問題は、これが事実上の政府 

命令であるにもかかわらず、 

あくまでも民間の自粛であるという 

建前を維持し、あとは山本七平言う 

ところの 

「空気という絶対権威のような力」 が

作動して全国民が従わざるを得ないよう

に仕向けていくという仕掛け になって

いることである。 

このカラクリによって、政府は自粛 に

よって生じる莫大な経済的損失を補償

する義務から免れることになる。  


 もちろん、困窮者への30万円給付 

制度とか中小企業への融資枠とかは 

設定されているけれども、いかにも 

お上が、下々の者どもから申し出が 

あれば面倒を見てやらないでもない 

とでもいうような複雑怪奇な仕組み 

で、実効性は期待できない。 

こういう苦難の時期には、上からの 

机上の空論ではなく、生産や生活の 

いちばんボトムのところでどんな 

ニーズがあるか、視線を下げて知恵 

を出すことが政治家の役目だろう。  


 その点で、最近感心したのは、 

フランスのギョーム農相の大都市で 

の失業者に対する

 「農場労働に応募しませんか」という 

呼びかけに、なんと20万人を超える 

応募があり、政府が5000人の職員 

を配置してその割り振りを進めている 

という話だ(4月11日付日本農業新聞)。  


 農業大国のフランスでは、いまアス

パラガス、イチゴ、トマトなどが収穫期 

を迎え、また畜産業では本格的な繁殖期

が迫っているけれども、今年はコロナ禍 

の影響で外国人の季節労働者が入国する 

ことすらできない。 

そこをすかさず、同農相はラジオやテレビ 

で「閉店して仕事がなくなった美容師の 

皆さん、畑でのイチゴの収穫や加工場で 

のヨーグルト製造の仕事はどうですか」 

と呼びかけ、大反響を引き起こした。 


  これは単に、失業対策のアイデアという 

にとどまらない。 

肥大化した大都市、何もかも他者に依存 

することで成り立つグローバルなネット 

社会といったものへの警告がコロナ禍に 

あるとすると、世界はたぶんこの先、 

身の丈に合った暮らしぶりへの回帰を構想 

せざるを得なくなり、都市から農村へ、 

工業から農業へという思想の流れが生じる。 

この危機の最中にそういう文明論的転換を 

仕込む知的な大臣がいるフランスが、心底 

うらやましい。


 【転載終了】

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 正直、政治家には期待ができません 

よね。


 政治家が知恵を出しても、官庁から 

出向している素人官僚が経済、財政や 

厚生に強権を振るうのですから。


  テレビ出演の感染症専門家がいい 

アドバイㇲをしているのに聞かないし。

 

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