コロナ対策迷走の元凶は「今井補佐官」だった・・・
Business Journal
【転載開始】
■安倍首相のコロナ対策迷走の元凶は
「今井補佐官」だった・・・
マスク2枚配布、現金給付混乱
2020.04.18
一度、閣議決定した補正予算案を
組み直す、それも与党がひっくり
返して組み直す。
前代未聞の事態である。
新型コロナウイルスの感染拡大に
対する安倍政権の対応が迷走を極め
ている。
4月7日に閣議決定した緊急経済対策
で一旦、見送られていた
「国民1人当たり現金10万円一律給付」
が16日、突如復活。
条件が厳しくもらえる人が少ないと国民
の不評を買っていた
「所得減の世帯に30万円給付」は取り
下げ、補正予算案を組み直し、再度、
閣議決定を行うことになった。
「10万円一律給付」が実現に至った
のは、自民党の二階俊博幹事長が口火を
切り、公明党の山口那津男代表が 安倍晋三
首相に直談判した結果だが、 安倍首相に
とっては、公明党が大臣を引き 上げ、
閣外協力に退く可能性をちらつかせたこと
に加え、各種世論調査で内閣支持率が軒並
み下落している世論の風当たりも考慮せざ
るを得なくなったためだろう。
「10万円一律給付」は当初から公明党
が提案しており、自民党内にも前向きな声
があった。
それを安倍首相が採用しなかった のは、
側近中の側近である今井尚哉首相補佐官
兼秘書官の進言が背景にある。
「一律給付しても効果がないのは、定額
給付金の時に実証されています」と、今井氏
は2008年のリーマンショック後の経済
対策で国民全員に1万2000円を給付した
もののバラマキだと批判されたことを例に
出して、安倍首相を説得したというのだ。
財務省も一律の現金給付には消極的で、定額
給付金を支給した時の首相だった麻生太郎財
務相も否定的だった。
この一件に限らず、安倍政権の一連のコロナ
対策は後手後手のうえ、場当たり的で世論の
評価はイマイチなのだが、失敗の影に見え隠れ
するのは今井補佐官の存在だ。
2月27日の政府の対策本部会合で突如、
安倍首相が事前の文部科学省との調整もそこ
そこに、全国の小中高校・特別支援学校等の
一斉休校要請を打ち出した。
「私の責任で決めた」と安倍首相は自らの
政治判断を強調したが、これを勧めたのも
今井補佐官だった。
■「マスク2枚配布」決定にも今井補佐官が
関与
さらに4月に政府が打ち出した一世帯につき
2枚の布マスクを配布するという施策に、世論
の多くが唖然とし、郵送費含め466億円もが
費やされることがわかると、さらに批判が
強まったが、これにも今井補佐官が関わって
いる。
「布マスク配布は、経済産業省内にマスク
増産体制を企業と調整するチームがあり、その
延長線上で浮上した話のようです。今井補佐官
は経産省出身。首相官邸内には今井氏の子飼い
の経産省出身の佐伯耕三首相秘書官もいる。
経産省を通じて布マスクの情報が今井・佐伯ライ
ンに伝わり、佐伯氏が安倍首相に『全国民に布
マスクを配れば不安はパッと消えますよ』と伝え
たというのです」(自民党関係者)
そして、悪評が出ている安倍首相のツイッター
動画も佐伯秘書官の発案とされる。
シンガーソングライターの星野源がインスタ
グラム上にアップした動画「うちで踊ろう」に
コラボするかたちで、安倍首相は自宅で犬を愛
でたり、優雅にティータイムを過ごしたりする
動画をアップし批判を浴びた。
昨年来、官邸内では安倍首相と菅義偉官房長官
に隙間風が吹いている。
ポスト安倍をめぐる暗闘や菅氏の側近2人の大臣
辞職もあり、菅氏の存在感低下とともに、官邸内
で今井補佐官の鼻息が荒くなっている。
今回のコロナ対策のような「危機管理」は本来、
官房長官マターだが、安倍首相は担当大臣に
西村康稔経済再生担当相を就けた。
西村氏も経産省(旧通産省)出身である。
「コロナ対策では、あらゆることが今井補佐官
の旗振りの下で動いている。今井補佐官は元経団
連会長の今井敬氏の甥っ子。安倍首相と違わぬ
上級国民ですから、庶民の感覚などわからないの
でしょう」(自民党関係者)
未曽有の国難を迎えるなか、今井補佐官を重用
する安倍首相の罪は重い。
(文=編集部)
【転載終了】
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いまだかつて、これほど無能な総理補佐官
はいなかったと思います。
この今井尚哉が務まるのは、安倍政権だか
らです。
2、3年前からこの補佐官は問題視されて
いましたよね。
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