“お家芸”の半導体と液晶パネル壊滅状態・・・

 アベノミクス7年の悲劇 沈みゆく日本


 【転載開始】


 ■“お家芸”の半導体と液晶パネルが壊滅状態 

  電機産業の現実 公開日:2020/04/23 


 前回は、日本経済が沈みつつあり、 

国民が貧しくなっているということを 

書いた。 その大きな原因のひとつが、

日本産業の 没落だ。  


 その典型例が日本産業の屋台骨となって 

きた電機産業の惨状だ。 

多くの分野で日本企業が世界を席巻してい 

たのは「過去の栄光」。 

今はあらゆる先端分野で、米韓中台の企業 

の後塵を拝している。 


 トップ10に日本企業が5社、トップ3 

を独占などと日本企業の独壇場だった 

半導体事業がその典型だ。 

今や東芝系のKIOXIAが9位に入るだ 

けで、ほぼ壊滅状態だ。  


 もうひとつの日本のお家芸・液晶パネル 

でも、大型(テレビ向けなど)では韓国 

・中国企業に完敗し、唯一残っていた 

シャープが、事実上破綻して台湾メーカー 

となった。

 中小型(スマホ向けなど)では、負け組 

(日立製作所・東芝・ソニー)日の丸連合 

と揶揄されたジャパンディスプレイ(JDI) 

も死のふちをさまようありさまだ。  


 次に、大型量販店に並ぶ有機ELテレビ。 

それに搭載される有機ELパネルに日本製 

はない。 

今見ているのは全て韓国のLGかサムスン製 

だ。 

日本に大型パネルを作れる企業がなく、 

スマホ向けの中小型有機ELでも、ようやく 

JDIが販売開始という周回遅れの状況だ。 


 ■5Gスタートは周回遅れ  


 携帯が「ガラパゴス」とバカにされて消滅 

したのに続き、スマホでも今や世界トップ10 

に日本企業は1社もない。 


上位はサムスン、アップルと中国企業ばかりだ。 

逆転を狙った5Gでも、サービス開始は今春で、 

米韓より1年、中国より半年遅れだ。 


 しかも、スタート時点で販売された5Gスマホ 

に日本製はゼロ。 

高速大容量通信のスピードも2015年には 先進

36カ国中7位を誇ったのに、 

18年には23位まで落ちた。

5Gが普及すれば、 さらに落ちることが見込まれる

という。  


 スマホで世界に負けた時には、5G時代には 逆転

と言っていた日本政府は、早くも 「6Gで挽回」と

言い始めたが、そこでもまた 総務省が日本企業を

集めて戦略をつくるという。 

「日の丸信仰」で同じ失敗を繰り返すのは確実だ。

 ドローンでも中国のDJIにシェアの7割を取ら 

れ、もはや挽回の可能性はない。  


 経産省が日本企業の「血と汗と涙の匠の技」 

を称賛しているうちに、世界はそれを超える 

3Dプリンターを10年前に開発し、日本は 

ここでも周回遅れとなった。 

こうした事態にもかかわらず、いまだに 

「日本企業はスゴイ」などというふざけたテレビ 

番組が流れている。 

日本人は本当に能天気な民族だ。 


 【転載終了】

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  あらゆる分野での競争力の低下が心配ですね。

 

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