かつては世界最強も・・・
アベノミクス7年の悲劇 沈みゆく日本
【転載開始】
■かつては世界最強も・・・
太陽光発電ベスト10に日本企業ゼロ
公開日:2020/04/24
前回に続いて、世界最強日の丸産業没落の
話をしよう。
2007年まで太陽光発電出荷量世界
シェアトップの座はシャープの指定席だった。
ベスト10の半分近くを日本が占める時代が
続いたので、今でも日本の太陽光は世界一だ
と信じている日本人は多い。
しかし、実際には、15年以降日本企業は
ベスト10にも入れず、上位の大半は中国
企業だ。
世界で日本製品を買う国はなく、日本でしか
売れない。
経産省が、太陽光発電メーカー保護のために
太陽光発電の買い取り価格だけ異常に高く
設定したので、競争力が一気に落ちてしまった。
風力発電でも、最近日立の撤退が話題に
なったが、日本企業は完全に世界市場から駆逐
された。
世界トップ10に日本企業の名はない。
経産省は、最先端分野である浮体式洋上風力
発電での逆転を狙ったが、うまくいかず、唯一、
三菱重工だけが、風力世界首位のデンマーク
のベスタスとの洋上風力の合弁会社に大金を
出資させてもらって生き残りを図っている状況
だ。
世界では太陽光や風力で1キロワット時当た
り2~3円という安値での落札が続くのに日本
だけはいまだにその10倍以上で、
「自然エネルギーは原発より高い」という神話
が続く。
自然エネルギーの世界市場での日本の存在感は
「ゼロ」という惨状だ。
■EVと自動運転でも周回遅れ
自然エネルギー普及に欠かせない送配電技術
でも、日本は世界から10年以上遅れてしまった。
その結果、仮想発電所(VPP=全国各地の
小規模自然エネ発電をまとめて制御・管理して
一つの発電所のように機能させる)産業も育た
ない。
海外企業が参入を狙うが、何と規制によってその
邪魔をするありさまだ。
地球温暖化対策のカギを握るといわれる
電気自動車(EV)分野でも、日本企業で本格
生産しているのは日産だけで世界7位。
トップは中国のBYD。2位米テスラ、
4位独BMW、5位独VW(フォルクスワーゲン)
でそれ以外のベスト10は中国企業だ。
トヨタはいまだにEVを販売さえできない。
自動運転でも苦しい状況だ。
自動運転実験の聖地、米カリフォルニア州での
自動走行実績では、1位グーグル系ウェイモが
234万キロ。
人の介入なしでの走行距離が平均2万キロなのに
対して、トヨタは走行距離25位でわずか
0・3万キロ。
無介入走行は、わずか1キロだ。
日産でも3665キロ走行で21位。
無介入走行77キロという状況だ。
さらにEVの心臓とも言える蓄電池では、
絶対王者パナソニックがついに首位の座を中国
CATLに奪われた。
ベスト10にそれ以外の日本企業の名はなく、
残りは全て中韓の企業という惨状である。
【転載終了】
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新型コロナウィルスが長期化する見通し
をWHOが発表しました。
ドイツは、既に長期化を本格的に考えて
動き出しており、封鎖対応の期間や経済的
な損失の算出を開始しているようです。
日本は何をやっているかと言えば、
副総理が10万円いる人は手を上げろ・・・
日本全体があまり危機感がないように思え
ます。
経済の復興が他国より遅れる可能性が大で
すね。
若者はもっと危機感を持たないと職を失い、
失業状態が長期化するかも知れません?
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