「夏の甲子園」諦ない高野連に批判集中 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■「夏の甲子園」諦ない高野連に批判集中
総体は中止なのに
公開日:2020/05/02
それを思い上がりというのではないか。
先日、全国高等学校体育連盟(全国高体連)
が、30競技の高校日本一を決める今年度の
全国高校総体(インターハイ)の中止を決め た。
インターハイは1963年から毎年行われて
おり、中止は史上初めてのことだが、
その高体連とは別組織の日本高等学校野球 連盟
(高野連)は4月28日、小倉好正 事務局長が
報道陣の取材に文書で回答。
6月20日の沖縄から開幕する地方大会 と甲子園
大会の無観客開催について否定 せず、
「あらゆる状況を想定して協議、検討を 行う予定
です」という方針を明らかにした のだ。
新型コロナウイルス感染拡大で多くの スポーツ
イベントが中止になっている中、 高野連が大会の
開催を模索しているのは、 全国の高校球児のこと
を考えてのことだ ろうが、インターハイの中止を
決めた 全国高体連の岡田正治会長は全国120万人
の高校生へ向けてこう呼びかけた。
「高校スポーツ最大の祭典、夢の舞台を 中止と
した判断の向こうには、大きな悲し みがあること
は痛いほど承知しております。 ただ、皆さんの夢
を奪うものではなく安全 ・安心や命を守るためで
した。インターハ イをはじめとする部活動、運動
の目的は、 心身の健全な育成にある。この状況下
で開 催することは、その目的から大きく外れる
ことになる。自分を、他人を守る対策を取 ってい
ただくよう、お願いいたします」
スポーツライターの津田俊樹氏
(国士舘大非常勤講師)が言う。
「中止にするなら早く知らせる方が生徒のため
です。高体連会長が語った『部活動の 目的は心身
の健全な育成にある。この状況下 で開催すること
は、その目的から大きく外れ ることになる』とい
うのは高校野球でも同じ。 しかし、高野連は今も
夏の大会の中止を決め ていない。春のセンバツは
毎日新聞、夏の甲 子園は朝日新聞という大新聞社
が主催し、大 会はNHKが中継する。『国民的行
事になっ ているので高校野球は陸上や水泳とは違
う』 という特別意識があるのでしょう」
■「高野連は変わる時に来ている」
センバツ大会は結局中止になったが、 高野連は
開催の道を探っていた際、 八田英二会長は
「ほかの競技と同じように中止にするのは簡単だが、
夢の実現のために大人としてできる ことは最後まで
やってあげたい」と語って いた。
この発言こそ高野連の体質そのものだ。
前出の津田氏が続ける。
「高野連の考え違いは、高校野球を報じてきたスポー
ツマスコミの責任でもある。プロ 入りの裏で動く金の
ことや私腹を肥やす指導者、暴力事件などに目を伏せて、
読者受けする美談仕立ての記事ばかり。高校野球の実態
を正しく報じてこなかったことが、今の高野 連をつくっ
たといっても過言ではない。そも そも今は練習ができて
いる学校はごくわずか。 生徒たちは試合をしても不公平
な環境にある。 公正というスポーツの原点も崩れている。
そ れでも大会開催を考えているのは見苦しいで す。選手
の気持ちは野球も陸上も同じ。高野 連は変わる時に来て
いるのです」
センバツ無観客開催案が出たときと同様、 今回も
ネット上では高校野球開催に批判の声 が多い。
その声は日増しに増えるに違いない。
【転載終了】
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「全国高校野球選手権大会」より
「甲子園大会」というのが、高校球児
の心に「神格化」してしまったのでは
ないでしょうかね?
昨今、熱中症が心配される中、ドーム
なら心配ないですし、甲子園が付かなけ
れば、球場の調整も分散大会も出来ます。
東北、中部、関東とか分散して行い、
ベストエイトから東京ドームで開催と
いうことも可能なのでは。
そうなれば、応援団の負担も軽くなるの
ではないかと思うのですが。
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