西村担当相が大企業支援の拡大表明・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■西村担当相が大企業支援の拡大表明・・・ 

 中小企業は見殺しか 

 公開日:2020/05/12  


 日本経済を直撃しているコロナ不況。 

コロナ関連倒産も2月2件、3月23件、 

4月84件・・・と急増している。  


 ここにきて安倍政権は、大慌てで大企業 

支援に動きだしている。 

西村康稔経済再生担当相は10日、NHK 

の番組に出演し、日本政策投資銀行の大企業

 向け出資枠について 

「拡大することも考えていきたい」と表明。

 すでに政投銀の大企業向け融資は、 

4000億円規模の追加の出資枠が設けら 

れているが、さらに出資枠を拡大する方針だ。 


 しかし、大企業は500兆円もの内部留保 

を抱えているはず。

大企業よりも、まず中小 企業の支援に注力

すべきなのではないか。 

それとも大企業の経営もかなりヤバくなって 

いるのか。 


  経済評論家の斎藤満氏がこう言う。  


 「社名を聞いたこともない中小企業が倒産 

しても政権へのダメージは小さいが、大企業 

の倒産はインパクトが大きく、政治的リスク 

が大きいと判断しているのでしょう。メディ 

アも大きく取り上げ、次はどこかと一気に倒産

ラッシュのムードが強まりますからね。それに

財界に支えられている安倍政権は、大企 業の

救済を優先せざるを得ないという事情も ある

のでしょう。1社でも大企業が倒産した ら、

財界から安倍批判が噴出しますからね」 


 自民党の安藤裕衆院議員によると“ある自民 

党幹部”は、

「もたない会社は潰すから」と 言い放っていた

という。 

体力のない中小企業は見捨てる方針だったよ 

うだ。 

しかし、中小企業だけでなく大企業も危うく 

なっているという。 

安倍政権が大慌てで動いているのも、そのた 

めだ。 


  「法人企業統計をみると、資本金1000万 

円以上の企業でも、手元流動性は1.88カ月と

2カ月を切っています。売り上げがゼロだと

2カ月もたないということです。資本金1億~ 

5億円の中堅企業も、同じように余裕がない。 

コロナ不況があと半年つづいたら、潰れる大企 

業も出てくるでしょう。ANAは3000億円 

の融資を政投銀に仰ぐ方針です」  


 6月には倒産ラッシュが起きると予想されて 

いる。 

エヌエヌ生命保険の調査によると、中小企業の 

約6割が経営的に乗り切れるタイムリミットを 

「6月末」と回答しているからだ。 


  大企業優先となったら、死屍累々となる。


 【転載終了】

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  日本がこれほど衰退してきているのは、 

政治もそうですが、「戻し減税」や 

「法人税減税」のうな優遇処置を望むよう

な経営者の能力不足もあるのでしょう。 


 ひと昔前なら経団連が政治に意見をした 

ものですが、今の財界は権力に媚びるよう 

な経団連の会長が選出されています。 


 OECDの中で、全ての数字が最下位 

近くの日本では、これからの発展は見込 

めませんよね。 


  残念なことですが。

 

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