マスク着用に暑熱順化なし・・・
日刊ゲンダイ ヘルスケア+
【転載開始】
■マスク着用に暑熱順化なし・・・
かつてない夏にどう備えるか
2020年05月26日
「たとえ緊急事態宣言が解除されて
も、マスクを着けなければいけない状況
は当分続くはず。全世界の人が、マスク
をした状態でひと夏を過ごすなどという
経験は、かつてない事態です。今年の夏
に熱中症で倒れる人がどのくらい発生す
るか、まったく予想することができま せ
ん」
こう警鐘を鳴らすのは、帝京大学医学部
付属病院高度救命救急センター長で、
同大学医学部救急医学講座の三宅康史教授だ。
環境省「熱中症予防声かけプロジェクト」 の
実行委員長も務める、熱中症の第一人者である
三宅教授はコロナ禍で迎える前例のない夏に
おいて、熱中症の患者が増加する可能性がある
という。
「これから本格的に暑くなってくると、暑い
屋外でマスクを着けるだけで体にかなりの負担
がかかることも予想されます。本来、私たちは
冷たい空気を吸うと、温かくて湿った空気が
呼気として出ていって、その分、体が冷やされ
ます。 しかし、マスクを着けたままだと、まず
息を吸う時に暖かくなっているマスクを 通過し
てくるので、暖かい空気が入ってくる。さらに、
吐く息がマスクを暖める ので、次に吸い込む
空気にも熱が加わる。 呼吸によって体を冷やす
効果が圧倒的に 落ちてしまうことは、確実です」
さらに問題なことがもうひとつ。
長く続いた外出自粛やリモートワークで、
この春は日本人の多くが家に閉じこもりがちな
生活を送った。
それにより、夏を迎えるために必要な暑熱順化が
不十分な人が大勢いると考えられるのだ。
暑熱順化とは、夏に向けて、体が徐々に暑さに
慣れて、汗をかきやすい体質 に変わっていくこと。
このプロセスを省いて夏を迎えると、熱中症になる
リスクが大幅に高まるといわれている。
だが、三宅教授は注意を促す一方で、コロナ禍が
熱中症にもたらす別の 可能性も指摘する。
「コロナの影響で、仕事でも家族や友人付き合い
でも、あえて出掛けずに、ZoomやSkype、
電話などで 済ます傾向が強まっています。猛暑の
真昼にわざわざ電車と歩きで知人に会いにいくこと
が減ることで、熱中症にならずに済む、という可能
性も確か にありますね」
とはいえ、それはあくまでも希望的観測。
暑熱順化の遅れとマスク着用が熱中症を増加させる
可能性があり、予断を 許さない夏が間もなくやって
くる。
【転載終了】
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中国で、体育をマスクでおこない、
中学生が亡くなるという事故が起き
ています。
私の地域でも、夏恒例の地区公民館
のソフトボール大会が34年目にして、
始めて中止となりました。
秋までには、野球大会、ビーチボール
審判講習会、ビーチボール大会と続き
ます。
暫くは公民館も自粛なのかもしれないですね。
九州では第二波の兆候が出始めているよう
です。
大阪や東京でも夏場以降の第二波の 発生が
心配されますね。
当自冶会ではそろそろ夏祭りと盆踊りの時期
になってきました。
昨日、分館長が自冶会は実施する気のようだ
と話していました。
盆踊りは分館主体なので、なかなか 中止を言え
ないような立場です。
あとふきは3密状態でマスク無しですからちょっと
問題ですね。
今年1年はイベントの中止もいいのではないかと
思うのですが。
あとふきだけ中止も手ですね。
自冶会の申し入れが欲しいところです。
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