政権批判封じ“SNS規制”、ネット世論が返り討ち!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■安倍政権批判封じ“SNS規制”完全裏目 

  ネット世論が返り討ち 

 公開日:2020/05/29 


 ネット上で誹謗中傷されていた女子 

プロレスラーの木村花さん(享年22) 

が急死したことを受け、“SNS規制” 

に動きだした安倍政権。 

高市早苗総務相は、発信者の“特定”を 

容易にするなどの制度改正を急ぐと 

表明し、自民党も三原じゅん子参院議員 

を座長とする対策プロジェクトチーム 

(PT)を立ち上げた。  


 安倍政権の狙いは明らかだ。 

「#検察庁法改正案に抗議します」の 

ハッシュタグが立ち上がるなど、SNS 

のネットデモに痛い目に遭っている安倍 

政権は、一気に規制を強め、うるさい 

政権批判を封じこめるつもりだ。  


 しかし、ネット世論は安倍政権の脅し 

に怯えるどころか、反撃に出ている。 

28日に朝から広がり始めた 

「#政権批判は誹謗中傷ではない」の 

ハッシュタグは、一時、国内トレンドの 

1位となり、ツイート数はわずか半日で 

9万を超えた。  


 〈主権者国民が政権を監視し、批判 

するのは当然の権利じゃないの?〉 

 〈誹謗中傷という言葉を政権批判の 

封じ込めに利用しようとしてる連中が 

いるんですよ〉 

 〈自民党がヘイトスピーチプロジェ ク

トチームを立ち上げて最初に提案し たの

が「国会前のデモを取り締まりま しょう」

なんだから、自民党にネット の誹謗中傷

対策なんてさせたら、政権 批判を誹謗中傷

認定して言論弾圧に走 るに決まっている〉 


 実際、安倍政権にSNS規制を許したら、

政権批判を誹謗中傷扱いするの は目に見え

ている。  


 2014年8月の自民党の 

「ヘイトスピーチPT」の初会合で高市

政調会長(当時)は、国会デモに ついて

「仕事にならない状況がある」 と騒音

扱いしていた。  


 さらに、ネット上では「政権批判」に

ついて、安倍首相自身の過去の「主張」

 まで掘り起こされている。 

菅直人元首相から名誉毀損で訴えられた 

安倍首相は、首相批判が名誉毀損になる 

ことについて 

〈民主主義の根幹たる表現活動が萎縮する

結果となる〉と裁判で抗弁していたの だ。

 自分が政権批判するのは許されるが、 他人

が批判するのは規制する、では、さすがに

通らないだろう。 


 ■長年の悪政で批判的視点が鍛えられた 


 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学) 

が言う。  

 「安倍政権は公文書を改ざんし、“官邸

 の守護神”を検事総長に就けるために、 

ルールを破って黒川さんの定年延長まで 

やった。この7年間、何度も悪事を目の 

当たりにして、国民は政権に対する批判 

的な視点が鍛えられたのだと思います。 

ですから、誹謗中傷の規制を口実にした 

SNS規制の裏側にある魂胆についても、 

とっくに見抜いているということです。 

しかも、検察庁法改正案の強行成立を 

断念に追い込み、声を上げれば政治が 

変わるという成功体験をしたばかりです。 

安倍政権がSNS規制という形で表現の 

場に手を突っ込んでくることに強く反発 

するのは当然です」 


  SNS規制を強化しようとしたら、 

ネットデモに反撃され、返り討ちに遭う 

だけだ。 


 【転載終了】 

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>首相自身の過去の「主張」まで 

 掘り起こされている。


 >菅直人元首相から名誉毀損で訴え 

 られた安倍首相は、首相批判が 

 名誉毀損になることについて 

 〈民主主義の根幹たる表現活動が 

 萎縮する結果となる〉と裁判で 

 抗弁していたのだ。 


 この人の場合は、過去の発言を 

忘れるから、抗弁のほとんどが 

「天に唾(つば)する」結果を招いて

いますね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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