解散・総選挙を打つ力もない・・・
永田町の裏を読む
【転載開始】
■解散・総選挙を打つ力もない
安倍総理は早々に見限られる
公開日:2020/06/04
自民党の下村博文選対委員長が30日の
講演で、次期衆院選について
「すぐにできる状況ではない。来年10月
の衆院議員任期満了に限りなく近い時期に
なる気がする」と述べた。
どういうことなのか、自民党のベテラン秘書
に聞いた。
「衆院議員の任期満了に近い解散・総選挙
は“追い込まれ解散”と言われて、総理がそれ
までの間に自分の主導権の下でタイミングを
選んで選挙を打てずに、仕方なくやらざるを
得なくなった形になるので、誰しも避けよう
とする。ところが、来年は7月22日が東京
都議会議員の任期満了で、それまでに都議選
があり、そのまま東京五輪になる。それが終
わると、もう9月30日の安倍自民党総裁の
任期が間近で、そこまで政権が続いていたと
しても、安倍はたぶんクタクタ、ボロボロで、
とても解散を打つだけのエネルギーは残って
いないし、衆院議員としてもそんな安倍と心
中するような選挙などやりたくない。当然、
総裁選を早めに行って新総裁を選び、その下
で10月21日の任期満了までの間に総選挙
を打つことになる。議員心理として、ダメな
安倍とできるだけ対極にある新総裁の下で
選挙をやりたいので、石破茂政権になる可能
性が大きい」と。
だとすると、安倍がどうしても自分の手で
総選挙をやりたければ、来年7月の都議選
より前、それもできるだけ大きく間を空けて、
今秋か、来年早々の通常国会冒頭あたりしか
チャンスがないということか。
「秋ではまだコロナウイルス禍は収まって
いないどころか、冬にかけてもっと深刻な
第2波、第3波が襲ってくることを警戒しな
ければならないし、その真っただ中で国際
五輪委が言い出しているように、来夏の五輪
が開催できるかどうか最終判断を下さなけれ
ばならない。そうでなくとも来年にかけては
経済がめちゃくちゃになっていて、その対策
に大わらわで、選挙どころの話ではないだろ
う。だから下村委員長の言う通りで、限りな
く任期満了に近くならざるを得ない」と、
彼は断言する。
解散・総選挙を打つ力もなくなった総理に
は誰もついていかない。
「だから、自民党の特に衆院議員は早々 と
今年9月にも安倍を見限ったほうが傷が 小さ
いと考えるんじゃないの」とベテラン 秘書は
予測するのである。
【転載終了】
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財界や政治家は引き際が重要なので
すが、退任や引退後に影響力を残せる
のは、引き際をきれいにした人です。
早く辞めろと言われて辞める人間に
影響力を残せるわけがありませんよね。
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